HONDA VTR250をざっくり解説してみた~hex385の名車解説~
さて、今回も”名車解説”シリーズを書いていきますよ。
HONDAのバイクといえば優等生。
ネイキッドバイクといえば何でもできるバイク。
この二つが掛け合わさったら、さらにバランスのいいバイクになるに決まってます。
というわけで、今回ご紹介するバイクは、HONDAの”VTR250”でございます!
例のごとく、全く知らない人にも"ある程度は"理解できるよう記事をまとめました。
「VTR250、欲しいな」と思っている方に向けて書いておりますので、ご参考になれば幸いです。
※なお、管理人はバイクのプロでは無いので、細かい所が間違ってたりする可能性がございます。
目次
VTR250ってどんなバイク?
「超優等生のネイキッドバイク」です。
性能・見た目・価格(中古の市場価格)どれもバランスが良く、ケチを付ける箇所が本当に少ないバイクだと思います。
HONDAのバイクは優等生だなんて揶揄されることも多いですが、このバイクとかまさにその典型例ですね。
※めちゃくちゃ褒めてます。
1998年の販売開始から、2016年まで約20年間販売され続け、250CCネイキッドを牽引し続けた偉大なバイクですよ。
VTR250の魅力について
人によって感じ方はそれぞれですが、とりあえず管理人が考える魅力なんかをまとめてみました。
オールマイティに楽しめるバイク
どんな目的でもオールマイティにこなせるバイクです。
車体も比較的軽量で足付き性も良いため、近場の移動にも向いておりますし、走行性能も高いため遠出も全く苦にならないでしょう。
やりたいことが決まっていないまま、何となくでチョイスしてしまったとしても、VTR250ならソツなく何でもこなしてくれる安心感があります。
まだバイクの利用手段が定まっていないバイク初心者にもオススメ出来るバイクですよ。
かなり頑丈で滅多に壊れない
HONDAのバイクの特徴ともいえますが、このVTR250もなかなかに頑丈なバイクですね。
エンジンも信頼性が高い水冷V型2気筒ですし、足回り、フレーム回りも隙が無い構成になってます。
要は、ちょっとやそっとじゃ壊れない信頼性の高いバイクってことですね。
2017年に生産終了してしまったバイクですが、この信頼性の高さからか状態がいい車体が市場に多く残っていますので、今後10年近くは問題なく走ってくれるバイクです。
チューンアップもアツい!
VTRはカスタムパーツが非常に豊富です。
一流メーカーがチューンアップパーツを販売しておりますので、ノーマルからさらに速いバイクへとカスタムすることも可能。
良くも悪くもマイルドなバイクなので、チューンをしていく楽しさを感じやすいのも魅力ですね。
販売台数が多い人気バイクなだけあって、カスタムのノウハウも豊富なので、バイク初心者にもいじりやすいバイクですね。
VTR250のデメリットとは?
短所も人によっては長所と捉えることもあるでしょうし、どう考えるかは読者次第です。
尖っている部分は少ない
オールマイティなバイクではありますが、”何かに特化しているバイク”というワケではありません。
ある程度バイクを乗ってきたライダーなら、自分の好みの部分が分かってきますので、そこに特化したバイクが欲しくなりがち。
カスタムをすることでお茶を濁すこともできますが、VTR250を手放して新しいバイクに手を出す選択肢を取るライダーも多いですよね。
(VTR250が悪いワケでも無いですし、どちらかというとライダーの習性みたいなモノですが。)
高速は少しツラいかも
250CCバイクにスピードを求めるのは酷な話ですが、高速道路は少しストレスがかかります。
5速ミッションですが、幻の6速に入れようと頑張るライダーが続出しております。
車体も軽量な為、走行風のストレスもそれなりにあります。
250CCバイクの中では平均的な性能をしているので、「しいて言えば」という話ですけどね。
VTR250の年式について解説
VTR250は仕様変更が非常に多いモデルなので、かなり大雑把な解説でいきます。
重要なポイントは抑えておりますので、中古車探しの参考にしてみてください。
VTR250 初期モデル(1998~1999年)
・1998年にデビューしたド初期モデルのVTR250。
・もちろんキャブレター搭載モデル。
ド初期のVTR250。
20年前のモデルなので、中古市場でもあまり見当たらなくなりました。
キャブ仕様なので、キャブ車が欲しい方だったら選択肢に入れてもいいと思います。
ただ、程度がいいVTR250を探している方にはあまりオススメはできないですね。
※キャブ・FIについての違いが良く分からない方は下記記事にて解説しております。
VTR250 キャブ仕様(2000~2008年)
・2000年から8年間販売されたキャブ仕様のスタンダードモデル。
・実は2002・2007年と細かい仕様変更が入ってたり。
キャブ仕様のVTR250が欲しい方は、大体この年式から選ぶことになるかと思います。
初期型との大きな違いは、AI(エアーインジェクション)システムが導入されているくらい。
幸い250CCのバイクなので、AIキャンセル自体も可能ですし、気になる方は外せば問題なしですよ。
あとは地味に2002年にタコメーター&ハザードランプ増設、2007年に細かいカラーリングの変更などが行われております。
キャブ仕様を狙うなら2002年以降のVTR250がオススメですね。
※AIのメリット・デメリット等の解説は下記記事にて解説しております。
VTR250 FIモデル(2009年~2017年)
・排ガス規制の影響からキャブ→FIへ変更。
・派生モデルが多く誕生していますが、基本的にはカラーリングが違うだけ。
排ガス規制の影響からキャブからFIに変更されました。
これにより、燃費が向上したり、始動性が良くなったりしております。
ほぼデメリット無しですが、キャブ車と比較して吸排気系のカスタムが不可能に。
あとは派生モデルとして、”STYLE1”・”STYLE2”・”B-STYLE”などが存在しますが、これに関してはほぼカラーリングが違うだけです。
総じて、「カスタムはあまりやるつもりないよ」という方にオススメな年式。
特殊なVTR250
先ほど、「派生モデルは基本的にカラーリングが違うだけ」と記載しましたが、特色がある派生モデルもありますので、ざっくり解説します。
・VTR-F(2013~2017年)
ハーフカウルが搭載された特殊モデル。
それ以外にも、メーター回りに多機能液晶ディスプレイを備えているようで、ロングライドに向けたバイクとして調整されたモデルですね。
短命ながらも意外と人気モデルなので、今でも中古市場で購入可能だったりします。
・VTR Type LD(2014~2017年)
見た目はまんまVTR250。
LDとはLowDownという意味で、前後サスペンションを専用セッティングにて下げたモデルです。
普通のVTR250でも、リアサス調整でローダウン仕様にすることができますが、メーカーが専用でチューンしてくれたレアなモデル。
普通に乗る方にはメリットが薄いですが、女性や身長が低い方にもオススメ出来るモデルですね。
ただ、中古市場でコレを狙い撃ちするのはかなり難しかったり。。。
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その他の”名車解説”をご覧になりたい方は下記記事でまとめております。
興味がある方は是非ご覧頂ければ幸いです。
終わりに
今回は名車解説ということで、VTR250を解説してみました。
HONDAのネイキッドバイクのなかでも屈指の名車だと思っている1台。
書いていて本当に完成度の高いバイクだなとつくづく実感しました。
まだまだ中古で販売され続けているバイクですし、性別年齢問わず楽しめるバイクです。
この記事がVTR250が欲しいと思っている方、興味がある方の参考になれば幸いです。
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以上、最後までご覧いただきありがとうございました。