バイクのタイヤについて解説してみた。【バイアス/ラジアル・チューブ/チューブレス】

どうも、hex385です。

早速ですが、チューブ”・”チューブレス”・”バイスス”・”ラジアルなんていうワードを聞いたことがありますか?

バイクのタイヤにまつわるワードですが、バイク初心者でも聞く機会が多いんじゃないでしょうか。

もし上記のワードにピンと来なかったなら、是非この記事を読んで、知識を身に着けていきましょう。

  

知らない人・何となくで理解している人も多い”チューブ”・”チューブレス”・”バイアス”・”ラジアル”についてざっくり解説していく記事です。

 

この記事を読めば、下記の内容を理解することができますので、是非最後までご覧ください。

この記事で分かること

バイクのタイヤについてちょっとだけ詳しくなれる。

”チューブ”・”チューブレス”・”バイアス”・”ラジアル”について”ざっくり”理解できる。

バイクの”スペック表”についての知識が身に付く。 

   

 

目次

バイクの”チューブ/チューブレス”って何? 

バイクのタイヤには”チューブタイヤ”・”チューブレスタイヤ”の2種類が存在します。

よく「チューブレスタイヤがやっぱり便利だよね」とか、「チューブタイヤだから心配。」なんて話を聞くので、”チューブタイヤ=悪い”という図式で考えられてしまいがちです。

しかし実際のところは、それぞれに長所と短所があり、一概にチューブレスタイヤが優れているというワケではないんです。

この項目では、”チューブ”・”チューブレス”のそれぞれの特徴とメリット・デメリットについて記載していきます。

 

チューブタイヤ

自転車などにも採用されているタイヤで、その名の通りタイヤ内部にチューブが組みこまれたタイヤのことを指します。

低排気量帯のバイクならかなりの割合で、チューブタイヤが採用されることが多いですね。

オンロード(舗装路)でのグリップ力などは後述する”チューブレス”に劣りますが、チューブレスよりも頑丈で、正常な空気圧でなかったとしても走れてしまいます。

また、タイヤパターンなどがオシャレなものが多く、見た目が大事という人にもオススメ出来るタイヤでもあります。

 

デメリットとしては、釘などが深く刺さってしまった場合は空気がすぐに抜けてしまい、補修しないと走行不能になることもあります。

また補修の難易度もチューブレスより高いため、トラブルに遭遇した時には対応が面倒くさいタイヤタイプでもありますね。

 

チューブタイヤのメリット

チューブレスタイヤよりも価格が安いことが多い。

タイヤパターンが豊富でオシャレなタイヤも。

チューブレスタイヤよりも頑丈で、未舗装道路などでも走りやすい。

チューブタイヤのデメリット

チューブが傷つくと、すぐに空気が抜けて走行不能になりやすい。

補修の難易度が比較的高いので、長距離ツーリングなんかは少し不安。

 

 

チューブレスタイヤ

チューブレスタイヤは、チューブを使わずに空気を保持する仕組みを持ったタイヤのことを指します。

チューブが無いため、釘などを踏んだ場合でも、空気が急激に抜けることは無く、応急処置・補修なども比較的容易です。

また、スポーツ走行にも向いており、チューブタイヤよりも良くグリップするので、高速走行だったり、ロングツーリングにも最適なタイヤタイプといえます。

全体的な走行感としては、舗装路であればチューブレスタイヤの方が乗りやすいと感じる人が大多数だと思います。

 

デメリットとしては、衝撃吸収の面では弱く、オフロード走行や荒れた道を走る場合には不向きな点。

また、ホイールとタイヤが圧着することによりチューブレスを実現している為、空気圧が低い状態で走行してしまうと、ホイールとタイヤが外れてパンクしてしまうなどのデメリットがあります。

 

チューブレスタイヤのメリット

釘などを踏んでしまっても、すぐに空気が抜けるワケでは無いので安心。

スポーツ走行に向いていて、グリップ力も優れている。

チューブタイヤよりもグリップ性が高く、全体的に高性能。

チューブタイヤのデメリット

衝撃吸収の面ではチューブタイヤに劣るため、オフロードも走りたい人には不向き。

空気圧が低い状態で走行してしまうと、パンクしてしまう可能性あり。

 

 

【余談】チューブタイヤのバイクもチューブレスに出来る

チューブとチューブレスの違いについては理解できたかと思います。

余談ですが、チューブタイヤのバイクだったとしても、加工することによってチューブレス化することが可能です。

それなりの手間がかかるので、基本的にはショップにお願いすることをオススメしますが、個人でチューブレス化することも不可能では無いですね。

※ホイールのサイズによってはチューブレスに出来ないこともありますので、気になる方は”車種名”+”チューブレス化”でググってみましょう。

 

 

タイヤの”ラジアル/バイアス”ってどう違うの?

バイクのタイヤにはチューブの有無以外に”バイアスタイヤ”・”ラジアルタイヤ”の2種類が存在します。

この2つは、主にタイヤ自体の構造が違っています。

この項目では、バイアス・ラジアルのそれぞれの特徴とメリット・デメリットについて記載していきます。

 

バイアスタイヤ

出典:GOODYEAR 解説ページ

”バイアス構造”のタイヤは、”カーカス”と呼ばれるタイヤの芯を斜めに織り込んでいるタイプのタイヤで、後述する”ラジアルタイヤ”よりも歴史の深いタイヤです。

車の世界だと後発のラジアルタイヤが一般的ですが、バイクの世界ではまだまだバイアスタイヤのニーズが多く、メーカー純正のタイヤはこのバイアスタイヤが選ばれることが多いですね。

古くからある技術であること、製造コストが安いことからラジアルタイヤよりも比較的安価なのも特徴。

タイヤの耐久性や総合性能は”ラジアルタイヤ”の方が良いとされていて、実際、乗用車のタイヤなんかはバイアスタイヤ自体が無くなってきています。

  

バイアスタイヤのメリット

ラジアルタイヤよりも価格が安い。

低速走行や、悪路での走行などはバイアスタイヤの方が乗り心地が良い。

高荷重にも耐えられるため、大荷物のロングツーリングなどにも向いている。

バイアスタイヤのデメリット

総合的な走行性能ではラジアルタイヤに劣る。

トレッド面(走行時に接地する面)がラジアルタイヤよりも弱く、全体的な耐久性が劣る。

 

 

ラジアルタイヤ

出典:GOODYEAR 解説ページ

”ラジアル構造”のタイヤは、カーカス(タイヤの芯)を放射状に織り込んでおり、バイアスタイヤよりも新しい技術を使っているタイヤです。

特徴としては、バイアスタイヤよりも高耐久&高グリップで、比較的軽量なタイヤが多いです。

よく”バイアスタイヤ”よりも”ラジアルタイヤ”の方が優れているという話を聞きますが、バイクの世界ではちょっと違います。

ラジアルタイヤは、トレッド面(路面に接する部分)が強い反面、タイヤ側面が少し弱く、価格も高い傾向が強いです。

また、構造上細いタイヤを作ることが難しいため、低排気量帯のバイクなどには不向きです。 

バイアスタイヤと重量差があることから、ラジアルタイヤに交換したはいいものの重量バランスが崩れてしまい、結果的に乗りにくくなるというケースもあるようですね。 

  

ラジアルタイヤのメリット

バイアスタイヤよりも高耐久。

トレッド面が強く、よく路面をグリップする。

高速走行に向いているため、スポーツ走行をしたいならラジアルタイヤが最強。

ラジアルタイヤのデメリット

低速走行や悪路での走行には不向き。

タイヤ側面の強度が弱く、幅が広いタイヤになりやすい。

タイヤの価格が高めで、ラインナップも限られる。

   

  

あわせて読んで欲しい記事

バイクの”スペック表”にフォーカスを当てた記事書いています。

スペック表にまつわることなら”ほぼ”網羅していますので、もしスペックについて分からないことがあれば下記記事をご覧ください。 

 

  

最後に

今回はバイクのタイヤにまつわる用語をいくつか解説していきました。

 

タイヤを変えるだけでも乗り味はかなり変化するので、知っていて損は無い知識だと思います。

ちなみに私がチューブ”・”チューブレス”・”バイアス”・”ラジアルってワード自体、バイクに乗り始めた当時は良く分からず、タイヤ交換するタイミングで知ったワードでしたね。 

次にタイヤ交換するタイミングがあれば、自分のバイクにどんなタイヤが取り付けられるのか調べてみるのも面白いですよ。   

 

当ブログでは、初心者向けのバイク記事をメインに様々な記事を更新しております。 

もし書いて欲しい記事・内容等があれば、メニューの問い合わせフォーム&TwitterからDM等でご連絡ください。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。