【バイクカスタム】スカチューンって何?ざっくり解説。【定義、歴史、ベース車両etc…】
早速ですが、みなさんは「スカチューン」って単語を聞いたことがありますか?
・「聞いたことはあるけど、どういう意味だろう?」
・「昔はスカチューンのバイクに乗ってたなぁ。」
こんな感じで意見が分かれると思います。
主にバイク初心者なら、知らなくて当然の話なので、知らない方も別に恥ずかしいことではないですよ。
ということで今回は、「スカチューン」に絞って記事を書いてみましたので、知らない方は是非ご覧いただければ幸いです。
目次
「超ざっくり説明」スカチューンって何?
この項目では、あえて言葉では説明しません。(次項から解説していきます)
「スカチューン」の”スカ”は”スカスカ”という意味です。
下の画像のようなバイクをスカチューンといいます。
スカチューンの歴史
※諸説は様々あります
もともとは、「モトショップ五郎」というバイクショップが始めたカスタムスタイル。
2000年放送のドラマ「ビューティフルライフ」にて木村拓哉がバイクに乗っているシーンがあり、その独特なカスタム手法からか人気を博したようです。
ゼロから始めると、かなり手間のかかるカスタム手法ですが、カスタムパーツメーカーがこぞってカスタムキットなどを出したこともあって、一時期は相当流行りましたね。
スカチューンの定義
あくまでも一般的によく聞く意見をまとめたものです。(厳密な定義は無いと思ってます。)
サイドカバーを外していること。
通常のカスタムでは外すことは少ないですが、スカチューンカスタムはほぼ必須の項目です。
カバーが付いていたら、スカスカからは程遠くなってしまいますからね。
バッテリーレス or 小型バッテリーへ変更している。
ほとんどのバイクは、サイドカバーの中にバッテリーが搭載されていることが多いです。
スカチューンの場合、サイドをスカスカに見せる必要があるため、バッテリーを取り外すか、小型バッテリーにして別の場所へ移設することがマスト。
ちなみに、キック付きのバイクはバッテリーレスキットの取り付け、セルオンリーのバイクは小型バッテリーへ変更する場合がほとんどです。
エアクリーナーボックスの除去・移設をしている。
サイドカバーの中に搭載されている部品パート2です。
スカスカに見せるためには移設か除去は必須。
定番のカスタムでいくと、エアクリーナボックスを撤去して、パワーフィルターを取り付けする場合が多いですね。
キャブ車であること。
結構重要なポイントです。
先述した定義はキャブ車だからできるカスタムです。
勿論中にはFI車でスカチューンをしている方もいらっしゃるとは思いますが、難易度がダンチです。
キャブ?FI?よくわからない!って人は、下記記事をご覧ください。
有名なベース車両(国産のみ)
熱意さえあればほぼどんなバイクでもできますが、一般的には「ストリート系」のバイクがカスカチューンのベース車両として最適です。
【YAMAHA】TW200 / TW225
「スカチューン」といえば、このTW200が一番有名なベース車両です。(断言します)
スカチューンの歴史の項目で触れた、キムタクが乗っていたバイクはこのTW200だったこともあり、スカチューンカスタムのベース車両として人気を博しました。
後継機種のTW225含めて、スカチューン関連カスタムが盛んに行われており、このバイクの中古市場を見るとノーマル状態よりもスカチューン状態の方が多いくらいです。
もともとはガチガチのオフロードバイクだったのですが、どうしてこうなった?状態です。
ちなみに、年式によるかもしれませんが TW200・TW225ともにセル・キック併用バイクなので、バッテリーレス or バッテリー小型化 両方のカスタムが可能です。
【HONDA】FTR223
YAMAHAのTW200のライバルとしてHONDAが送り出したバイクです。
スカチューンのベース車両としての人気は、TW200の方が高いですが、このFTR223もかなり売れたバイクですね。
TW200と比較すると、軽めのスカチューンが施されたバイクが中古市場に多いイメージです。
ちなみに、このバイクはセルオンリー車の為、バッテリーレスはできません。
ミニバッテリーへ変更して上手いこと隠す必要があるので、スカチューンの難易度は少し高いかもしれません。
【SUZUKI】グラストラッカー / グラストラッカービックボーイ
こちらのグラストラッカーもスカチューンベースとして割とメジャーかと思います。
前述の2車種と比べると少し劣りますが、年式によってはセルキック併用仕様だったり、パーツも意外と豊富ですので、カスタム技術がある方ならTW200に匹敵するカスタムも可能かと。
私は、グラストラッカーと同じエンジンのバイクを愛車として長年乗っていますが、個人的にはかなり優れたエンジンだと思っていますので、走行性能目当てこのバイクを選ぶのもアリかもしれませんね。
【KAWASAKI】250TR
HONDA、YAMAHA、SUZUKIとくれば勿論KAWASAKIもご紹介致します。
この250TRもスカチューンベース車として人気です。
カスタムベースとしても優秀な車両ですので、ただのスカチューンだけでなく、別のテイストを取り入れたカスタムも多くあり、250TRのカスタム車両は見ていて飽きないですね。
ちなみに、セルオンリー車なのでスカチューンをする場合はミニバッテリー化が必須な車両です。
【YAMAHA】 SR400
ど定番からは少し外れますが、SR400もスカチューンカスタムが可能なバイクです。
このバイクでできないカスタム無いんじゃね?ってくらいなんでもできるバイクなので、まぁ当然ですね。
終わりに
今回は、「スカチューン」をざっくり解説してみました。
初めて、この単語を聞いたときは「スカジャンのスカみたいに、横須賀発祥のカスタムなんかな。。。」なんて思ったものです。
時代と共に「スカチューン」のバイクは減ってきているように感じます。
個人的には、あえて現代でスカチューンのバイクに乗るっていうのもカッコいいと思いますよ。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました!