Honda Ape50/100をざっくり解説してみた~hex385の名車解説~

久々の?”名車解説”シリーズです。

第4弾は、4miniの大人気バイクであるApe50/100について解説していきます。

 

全く知らない人にも“ある程度は"理解できるよう記事をまとめました。

 

管理人は一時期Ape50を所有していましたし、仲のいい友人もApe100を所有していたこともあり、バイクに乗り始めた頃からずっと身近なバイクでした。

かなり思い入れのある一台なので、Apeが気になっている方の参考になれば幸いです。

 

※なお、管理人はバイクのプロでは無いので、細かい所が間違ってたりする可能性がございます。

また注意事項として、Ape50とApe100は排気量が違いますが、あえて1車種として取り扱っていきます。

 

 

目次

Ape50/100ってどんなバイク?

分かりやすく一言で説明するならば、「誰にでもオススメできる4miniバイク」ですかね。

4miniってなんやねん?って方はとりあえず、ミニサイズの遊べる原付バイクだと考えてもらってOKです。

既に生産終了してしまったバイクなので、購入する際には中古のみの取り扱いとなります。 

 

※4miniについては下記記事にて解説しておりますので、あわせてご覧頂ければ幸いです。

 

 

Ape50/100の魅力について

人によって感じ方はそれぞれですが、とりあえず管理人が考える魅力なんかをまとめてみました。

 

非常にカスタマイズ性が良い

名車解説をする際に、毎回ランクインしている項目。(人気車種を厳選しているのでしょうがないね)

Ape50/100はかなりの人気車種で、カスタムが人気な4miniカテゴリーのバイクなので、カスタムパーツが非常に豊富です。

管理人もこのバイクでカスタムのイロハを学びましたし、バイクをいじってみたい方にはうってつけのバイクだと思います。

ちなみに友人のApe100は、ほぼフルチューン済なのでMAXで「ぬわわ/km」ぐらいスピードが出るスポーティーなバイクに仕上がっています。

Ape50から排気量を上げるカスタムをすることで、原付免許から普通免許にステップアップして乗り続ける、なんてことも出来る素晴らしいバイクですよ。

 

5MT(マニュアル車)であること

Ape50の場合、MTであることは非常にメリットです。

原付バイク(50CCクラス)で純粋なマニュアル車を探そうとすると、かなり少なく、Ape50以外だと5~6台程度でしょうか。

予算や年式を考えなければ更に多くの車種がありますが、まともに走れる・維持し続けられるバイクとなるとApe50に勝るバイクは少ないです。

原付スクーターじゃなくて、あえてMTがいいという方にはうってつけのバイクです。

 

単純に乗りやすいバイクであること

Ape50/100は非常に乗りやすいバイクです。

車体が小柄なため、足付き性も非常に良好ですしかといってモンキーやゴリラほど車体サイズが小さ過ぎるワケでもありません。

ノーマル状態でも制限速度まで問題なく出せますし、トルクフルなので操りやすい。

ガンガン飛ばしたい方には少し物足りないかもしれませんが、普通に公道を走る分にはとても走りやすい性能をしていますね。

さらに乗りやすくしたい場合は、先述した通りカスタムすればOKという単純明快さ。

乗りやすいバランスの良いバイクだということは、初心者~上級者まで幅広い層に乗り続けられている理由の一つでしょうね。

     

 

Ape50/100のデメリットとは? 

短所も人によっては長所と捉えることもあるでしょうし、どう考えるかは読者次第です。

管理人が乗っていて気付いたこと、他のユーザーの意見など良く聞くデメリットをいくつか挙げていきます。 

 

キック始動オンリーであること。

キック始動しかないバイクはいまや絶滅危惧種ですが、このApe50/100はまさしくその類のバイク。

セルで一発始動というわけにはいかないので、コツをつかむまでは始動に時間がかかります。

また、信号待ちなどでエンストしてしまい、路肩に急いでバイクを寄せるなんて場面もあるかもしれません。

管理人はむしろキック始動しかないことはメリットだと感じていますが、他ユーザーからすると面倒くさいと感じる人も。

 

盗難被害に遭いやすい。

4mini&人気車種の宿命ですが、このApe50/100も盗難被害に遭いやすいバイクです。

このバイクを狙っている層は、少年犯罪&チンピラからの被害が多い傾向にあります。

プロの窃盗団から狙われた場合の対策は大変ですが、少年犯罪のケースであれば盗難防止対策を施工していれば盗まれる危険性はグンと下がります。

身近な友人がApe50の盗難被害に遭っていたり、イタズラをされることも多い車種なので、それなりの覚悟が必要なバイクではありますね。

 

  

Ape50/100の年式について解説

Ape50/100の各モデルは大きく分けて、3種類ずつに分類できます。

各モデルの特徴を簡単に紐解いていきますので、中古でApeを狙っている人なんかは、より参考になるかも?

※前半はApe50・後半はApe100の解説になります。

 

Ape50 キャブ仕様(2001~2006年)

2006年 Ape50 グラファイトブラック(カタログメイン)
出典:BikeBros Ape50 カタログページ
このモデルの特徴

・ドラムブレーキを搭載している。

・キャブレター搭載モデル。

Ape50で一番スタンダードなモデルです。

Ape50の中でもとりわけ人気モデルで、未だに中古市場でも販売され続けております。 

次モデルからFI形式へと進化してしまったため、カスタムのベースとしてApe50を購入したい場合は、このモデルがオススメです。

 

Ape50 FIモデル(2007~2017年)

2007年 Ape100 ファイティングレッド(カタログメイン)
出典:BikeBros Ape50 カタログページ
このモデルの特徴

・このモデルも両輪ドラムブレーキ。

・FI搭載により、始動性及び燃費が向上し、バッテリーも内蔵に。

大きな変更点としては、キャブからFIに変更されたこと。

これにより、寒い日でもエンジンが掛けやすくなったり、燃費が大幅に向上したりといいこと尽くめ。

デメリットとしては、カスタム性が少し落ちたことと、バッテリー内蔵になったことによりメンテナンス性が増したことでしょうか。

総じて、「カスタムはあまりやるつもりないよ」という方にオススメな年式ですね。

 

※キャブ・FIについての違いが良く分からない方は下記記事にて解説しております。

 

Ape50 Type-D(2008年)

2008年 Ape50 Type D デジタルシルバーメタリック×バイブラントオレンジ(カタログメイン)
出典:BikeBros Ape50 カタログページ
このモデルの特徴

ドラムブレーキからディスクへ変更。

それ以外はほぼFIモデルと同じ。

ドラムブレーキからディスクブレーキへと変貌を遂げたモデル。

(※それ以外の性能に関してはFIモデルとなんら変更はありません)  

ドラムブレーキよりも高い制動性能を持つディスクブレーキが装備されており、非常に魅力的なモデルですが、少し中古相場が高めだったりはします。

ちなみに、それなりに頑張ればキャブタイプのApeにディスクブレーキを搭載することも可能なので、あくまでもオマケ要素として捉えてもOKですよ。 

 

※ディスクブレーキ・ドラムブレーキについてもっと知りたい方は、下記の記事で解説しています。

 

Ape100 キャブ仕様(2002~2008年)

2008年 Ape100 クラシカルホワイト(カタログメイン)
出典:BikeBros Ape100 カタログページ
このモデルの特徴

キャブ仕様の定番モデル。

Ape50と違い、Ape100は2008年までキャブ仕様。

Ape100の特徴としては、排気量が2倍増えているため、フレーム・足回りは強化されております。

また、2人乗りに対応するため、タンデムシートとタンデムステップに対応しています。

ちなみにApe100はApe50と比較して FI搭載タイミングが遅かったりします。

     

Ape100 FI仕様(2009~2017年)

2009年 Ape100 ファイティングレッド(カタログメイン)
出典:BikeBros Ape100 カタログページ
このモデルの特徴

キャブ仕様からFI仕様へ変化した。

バッテリーが内蔵されたため、防犯アラームなどを装着可能に。

解説は、Ape50 FIとほぼ同様のため割愛。

 

Ape100 Type D(2009~2017年)

2009年 Ape100 Type D グラファイトブラック×ナッソーブルーメタリック(カタログメイン)
出典:BikeBros Ape100 カタログページ
このモデルの特徴

ディスクブレーキを搭載し、制動力が向上した。

※解説は、Ape50 Type Dとほぼ同様のため割愛。 

 

あわせて読んで欲しい記事

その他の”名車解説”をご覧になりたい方は下記記事でまとめております。

興味がある方は是非ご覧頂ければ幸いです。

 

終わりに

今回は名車解説ということで、Ape50/100を解説してみました。

 

本文中でも記載しましたが、管理人も以前所有していたバイク。

残念ながら2017年に生産終了してしまったモデルですが、未だに人気が衰えることなく、街中でもよく見かけるバイクですね。

初心者~上級者まで、幅広い層に愛されていた名車中の名車だと思っています。 

 

 

当ブログでは、初心者向けのバイク記事をメインに様々な記事を更新しております。 

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以上、最後までご覧いただきありがとうございました。