バイクの駆動方式について解説してみた。【チェーン/ベルト/シャフト】
早速ですが、”チェーンドライブ”・”ベルトドライブ”・”シャフトドライブ”なんていうワードを聞いたことがありますか?
コレはバイクの駆動方式を示すワードなんですが、それぞれ大きく特徴が異なり、メンテナンス頻度から乗り味まで変化する重要な要素。
今回はバイクの”駆動方式”についてざっくり解説していく記事です。
この記事を読めば、下記の内容を理解することができますので、是非最後までご覧ください。
・スペック表に記載されている、”駆動方式”について理解できる。
・”ベルトドライブ”・”シャフトドライブ”の仕組み、メリット・デメリットも理解できる。
・バイクの”スペック表”についての知識が身に付く。
目次
バイクの駆動方式/動力伝達方式って?
”駆動方式”とは、つまりエンジンから発生したパワーをタイヤへと”どう伝えるか”ということ。
(スペック表には、”動力伝達方式”なんてワードで記載されることも)
この駆動方式の違いによって、様々なメリット・デメリットが生まれるため、バイク選びの際には結構重要なポイントになってきます。
一般的なモノから、たまーにしか見かけないマニアックなモノまで、大まかに分けると3種類あります。
次の項目からは、それぞれの特徴・メリット・デメリットに触れていきます。
チェーンドライブ
バイクの中では超一般的な駆動方式ですね。
単純な構造で、カスタムや調整などもしやすいですし、様々な用途のバイクにマッチさせることが出来ます。
割合としては、全体の8割ぐらいはこの”チェーンドライブ”を搭載したバイクといってもいいでしょう。
”動力伝達”という意味ではかなり効率的で、エンジンのパワーをロスすることなくタイヤに伝えることが出来るため、レース車両なんかにもほぼ100%採用され続けています。
仕組みとしては、自転車をイメージすると分かりやすいです。
スプロケットと呼ばれる歯車型のパーツを介して、チェーンを噛ませることによりタイヤを回転させています。
チェーンドライブのメリット
・効率的に動力を伝えることが出来るため、パワーロスがとても少ない。
・スプロケットの交換、チェーンの交換などにより、性能を変化させたりアップグレードすることも出来る。
・メンテナンスが比較的簡単なので、自分で整備することも可能。
やっぱり一番人気の駆動方式だけあって、メリットはかなり多いですね。
個人的にはバイクをカスタムしたり、いじったりするのが好きなので、こういう調整する余地があるっていうのは非常にありがたいです。
メンテナンス頻度は高くなりますが、一つ一つの作業はそこまで面倒では無いので、愛情を持ってバイクに乗っていれば、維持することも可能ですよ。
チェーンドライブのデメリット
・メンテナンスの頻度が高いので、こまめな手入れが必要。
・耐久性がその他の駆動方式と比較すると低いため、交換頻度が高い。
・静音性という面では難があり、走る際には騒音が多少発生する。
メリットの項目で、”メンテナンスが容易”だと記載しましたが、頻繁にメンテナンスしなければダメになりやすいのも事実です。
更にメンテナンスをサボってしまうと、ただでさえ低めな耐久性が落ちやすくなりますので要注意。
静音性については、あくまでも”強いて言えば”というレベルなので、ぶっちゃけスルーしても問題ないです。
ベルトドライブ
チェーンドライブの派生形である”ベルトドライブ”。
チェーンは金属製なのでサビてしまったり伸びてしまったりすることがありますが、ベルトはガラス繊維などを織り込んで補強している為、高耐久なのが特徴的です。
また、チェーンドライブだと注油や拭き取りなどのメンテナンスが頻繁に必要ですが、ベルトドライブについてはかなり少ない頻度でOK。
アメリカンバイク(クルーザー)に昔から採用されており、ハーレーダビッドソンやインディアンにBMW、国産だとYAMAHAのバイクに搭載されていたりもしますね。
ベルトドライブのメリット
・チェーンよりも寿命が長く、交換頻度もチェーンの2倍くらい長く使用可能。
・メンテナンス頻度がかなり少なく、グリスの塗布程度でOK。
・チェーンドライブよりも静音性に優れている。
ベルトドライブも特色があって、非常に便利ですね。
地味に”ベルトドライブ”のバイクって少ないので、ベルトドライブだからこのバイクに乗っている、なんて付加価値になったりすることもありますね。
自分であんまり整備とかしないし、チェーンのメンテナンス面倒くさいなって人にもオススメな駆動方式ですよ。
ベルトドライブのデメリット
・チェーンと比較して高寿命ではあるが、尖った小石などを拾ってしまうと破断してしまうことも。
・部品を交換して性能を上げるなどのカスタム・チューンには不向き。
・チェーンドライブと比較して、若干パワーロスが発生する。
”高寿命”と記載しましたが、”高耐久”では無かったりします。
というのもチェーンと比較して、剛性には優れていないため、小石を巻き込んでしまって繊維が裂けてしまったりすることもあります。
基本的には滅多にあることではありませんが、そういう可能性があるというだけでデメリットですよね。
またメンテナンスフリーではありますが、カスタムパーツが少ないので、走行性能についてはチェーンに劣ります。
チューンアップしたいがために、ベルトドライブからチェーンドライブに交換する人もいるくらいです。
総じて、メンテナンスはそこまで必要ないけど、速く走りたい人には不向きな駆動方式ですね。
シャフトドライブ
ベルトドライブよりもさらに”高寿命”・”高耐久”なのがシャフトドライブ。
チェーンドライブやベルトドライブと違って、シャフト(金属の棒)を回転させることによりタイヤに動力を伝えるのが特徴。
シャフト部分は完全に金属カバーで保護されていますし、内部にはオイルが充填されているので、耐候性にも優れています。
チェーンドライブやベルトドライブと比較して”独特な加速”をすることも大きな特徴ですね。
いわゆる”トルクリアクション”と呼ばれる、シャフトドライブ独特のクセのような挙動で、加速時は”後輪からグッと押し出される感覚”で、減速時は”後輪が引きずられるような感覚”。
最近は”トルクリアクション”を取り除く技術が搭載されたバイクがほとんどなので、気にならなくなって来ているようですが。。。
シャフトドライブのメリット
・他の駆動方式と比較して、ダントツのメンテナンスフリー。
・金属パーツとオイルで保護されているため、トラブルが発生し辛い。
・シャフトドライブのバイクは高価なバイクが多く、希少性が高いので、ある意味憧れの機構ともいえる。
やっぱりメンテナンスの手間が少ないというのはかなりのメリットですね。
走行時のトラブルなども起きにくいので、安心して長距離走行が出来る駆動方式ですよ。
またシャフトドライブ搭載のバイクは、”BMW”や”MOTO GUZZI”に代表される高級バイクに搭載されることが多く、それだけで高級感が得られます。
国産車でも一部を除き”大型”の”ハイグレードモデル”に搭載される傾向が強いですね。
シャフトドライブのデメリット
・部品点数が多いため、車体重量が重くなりがち。
・かなり緻密な仕組みの為、開発コストが上がり、車体価格が上がりがち。
・カスタマイズの余地が全くないので、カスタムで走行性能を上げることはほぼ不可能。
メリットの項目でも記載しましたが、シャフトドライブが搭載されたバイクは概ね高価な傾向が強いです。
アメリカンやツアラーなどの車体重量が”重い”バイクに仕上がることが多いので、軽いバイクが好きな人なら手を出す機会はやってこないでしょう。
また、その他の駆動方式と比較すると、カスタム・チューンアップする余地が無いので、いろいろいじり倒したい人にも不向きですね。
あわせて読んで欲しい記事
バイクの”スペック表”にフォーカスを当てた記事も書いています。
スペック表にまつわることなら”ほぼ”網羅していますので、もしスペックについて分からないことがあれば下記記事をご覧ください。
最後に
今回はバイクの駆動方式である”チェーンドライブ”・”ベルトドライブ”・”シャフトドライブ”について解説をしていきました。
大多数のバイクはチェーンドライブを搭載していますが、あなたが欲しいバイク・乗っているバイクはどの駆動方式でしたか?
バイクを探す際には、駆動方式に注目してバイクを探してみるのも面白いですよ。
当ブログでは、初心者向けのバイク記事をメインに様々な記事を更新しております。
もし書いて欲しい記事・内容等があれば、メニューの問い合わせフォーム&TwitterからDM等でご連絡ください。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。