【初心者向け】ドレンボルトが外れない!経験談から対処法を語ります。【メンテナンス】
どうも、hex385です。
最近バイクを冬眠から復活させまして、バイクのメンテをちょくちょくやっております。
今回は、オイル交換を自分でやろうとした際に起こったトラブルを共有していこうかと思います。
・オイル交換を自分でする人
・今まではお店に頼んでいたけど、今回から自分でやろうとしている人
・ドレンボルトが固着して回せない!って人
目次
ドレンボルトが固くて開かない!!
10年以上バイクに乗っておりますが、オイル交換は自分でやる派の管理人です。
いつもと同じ工具、いつもと同じオイルを用意して、いざオイル交換しようかと思いましたが、
「アレ? ドレンボルトが全く動かないんだが??」
今の今まで、ドレンボルトが固くて開かないっていう経験をしたことは無かったので、結構ビビりました。
いろいろ原因と対策を考察してみたので、是非ご参考までに。
ドレンボルトが開かない原因
①サビなどで固着してしまっている?
このパターン結構あります。
とりあえずCRCなどの浸透剤をボルトに吹き付けて、しっかりと潤滑してやれば開くことがありますね。
有名どころは"CURE 5-56″ や “wako’s ラスペネ"でしょうか。
ネジ外しの用途としては、個人的には勝率60%ぐらいだと体感しておりますが、もし持ってない方はこの機会にチャレンジしてみるのもアリですよ。
②熱で固着してしまっているのか?
オイル交換する際は事前に暖気をしているかと思います。
暖気が過剰すぎると、ボルトが熱膨張して外しにくくなる可能性があります。
この場合はコールド状態で再度作業をしてみましょう。
ちなみに、ラストブリザードという瞬間凍結スプレーが巷では大人気で、冷ますという用途では最強の選択肢だったりします。
潤滑成分も含まれておりますので、先ほどのサビ固着にも効果ありってのもありがたいですね。
③緩めるつもりが、逆方向に回してしまっている
初歩的なことですが、初心者のうちは良くやってしまうかもしれませんね。
ドレンボルトはネジに正対して回す必要があります。
要は下に取り付けられているボルトなので、間違えやすいってことですね。
ドレンボルト以外のボルトだと、逆ネジというパターンも稀にありますので、自信が無い場合は下調べも重要です。
(ちなみにドレンボルトは100%正ネジです。)
④まともな工具で外すこと
粗悪な工具を使っていると、ボルトに適切なトルクをかけることが出来ず、最悪ネジがナメてしまったりします。
どの価格からが粗悪かどうかは判断が難しいですが、少しでも違和感を感じたらやめておきましょう。
しっかりとした工具を買い直してリベンジするか、ショップに任せてしまうかの判断はかなり難しかったりします。
管理人の判断基準としては、今後1回~2回くらいしか使わない工具なら諦めてショップに任せたりします。
⑤振動で固着している可能性
振動が多いバイクなんかでは良くある症例ですね。
管理人のバイクは単気筒のバイクで振動がかなりあるので、こういったパターンも十分考えられます。
対策方法は、先ほど同様浸透剤にて緩める方法が定番ですね。
ちなみに、振動によりボルトが緩まって外れたりすることもありますので、その場合は強めのトルクで絞めたりねじロック剤を塗布することで対処可能です。
⑥ショップで適切トルク以上で締め付けられている
極稀にありますが、ショップで整備などをしてもらった際に、適切トルク以上で絞められているパターン。
基本的にわざわざそのバイクのサービスマニュアルを見て適切トルクを見ながら作業することは稀でしょうから、こういったこともあり得ます。
ちなみに適切な工具で締め付けられている為、安い工具では対処はできません。
交換する必要が少ない部品なんかは、規定トルクが高く設けられていたり、経年変化でさらに強く締まってしまうこともあります。
何もかもショップのせいにするのはNGなので、こういうこともあるってぐらいで留めておきましょう。
悪戦苦闘の結果
浸透剤などを試したり、ハンマーで叩いてみたり、パイプで延長させたり、いろいろ試行錯誤いたしました。
結果は敗北です。
ボルトがナメる寸前までいっちゃいました。。。
というわけで、諦めてショップで状況を説明して、ついでにオイル交換をしてもらうことに。。。
今まではこの手法で何とかなっていたので、こればっかりは経験ですね。
皆様も、ボルトの固着に悩んでいたら、どこかで諦めてショップに頼ってしまいましょう(笑)
ちなみに今回の原因はコレでした
無事オイル交換も終わり、ショップの方に原因を聞いてみたところ、かなり強いトルクで絞められていたことが原因だということでした。
そこで以前のオイル交換ってどうしたっけ?と疑問になって記憶を探ると、心当たりが一つだけありました。
半年程前に、バイクで長距離ソロツーリングをしていた時。
出先で3000キロを超える距離を移動してしまったので、バイク屋さんでオイル交換してもらおうかなと思い、個人経営のバイクショップへ立ち寄りました。
ショップのマスターと世間話をしている間、作業工程をボケーっと眺めていたのですが、ドレンボルトを締める時に、長柄のメガネレンチでかなりキツーく締めておられました。
この後も2000キロは最低走るという話をしていたので、恐らく親切心から普段以上にトルクをかけて下さったのかと判断し、”ありがたいな”ぐらいに思っておりました。
他にネジが固着する原因はいくらでもあるので断定はできませんが、もしかしたらその時の影響があるのかも?
※決して、対応してくださったバイク屋さんをDisってるワケではありませんよ。
かなりのレアケースでしょうが、初めてオイル交換をする方なんかはこのパターンもあり得るってことは頭に入れておいた方がいいかもしれません。
終わりに
今回は、ドレンボルトの外し方という、かなりニッチな記事を書いてみました。
総じてボルト・ネジの外し方講座みたいになってしまいましたが、いかがでしたか?
結局この記事で何が言いたかったかというと、”最悪バイク屋さんに駆け込めば助けてもらえるよ!”ってことですね。
今回の場合はネジがナメきる前に諦めたので問題ありませんでしたが、手遅れになってしまった場合、倍以上の工賃を払う可能性もありました。
自分で何とかするのも大事ですが、最悪の事態を招かないためにも、どこかで諦めをつけてプロに助けを乞いましょう。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました!