排気量マウント!?ナンシーさんとイクラちゃんについて解説しました。
バイクでツーリング中、SAや道の駅なんかで休憩していたりすると
「このバイク、何CCなの?」
「このバイク、いくらなの?」
見知らぬオジサンから、こんなお声掛けをされたことはありませんか?
こういう人たちをネット界隈では、”ナンシーさん”・”イクラちゃん”などと呼ぶことがあります。
この記事は、”ナンシーさん”・”イクラちゃん”の定義や、対策、分析なんかをしている記事です。
下記の内容について触れていきますので、気になった方は是非最後までご覧ください。
・ナンシーさん、イクラちゃんの定義が分かる。
・ナンシーさん、イクラちゃんに絡まれた際の対処法が分かる。
・ナンシーさん、イクラちゃんがどんな人かを知ることが出来る。
目次
ナンシーさん、イクラちゃんって何?
まずはナンシーさん、イクラちゃんの定義から説明を。
※私の個人的な意見では、会話のきっかけとして使う分には別に問題ないかなと思います。
(そこからマウント・武勇伝・説教に繋げる人が多いから揶揄されているだけ。)
排気量マウントのナンシーさん。
ナンシーさんとは、「このバイク、何CCなの?」と声を掛けて、自分の乗っている排気量よりも少ないとマウントを取ってくるオジサンを指します。
自分が好きなバイクに乗っているのに、赤の他人から「君のバイクよりもオジサンのバイクの方が凄いゾー」と意見を押し付けられる訳ですから、迷惑この上ないですね。
ナンシーさん「このバイク、何㏄なの?」
絡まれた人 「400CCです。」
ナンシーさん「へー。なんで400CCに乗ってるの?オジサンはね、1000CCのバイクに乗ってるんだ。大型免許とって大型に乗ったらいいのに~。」
絡まれた人 「あっ、大型バイクいいですよね~(ウザッ、さっさと話終わらせよ。。。)」
車両価格マウントのイクラちゃん。
イクラちゃんとは、「このバイク、いくらなの?」と声を掛けて、自分の乗っているバイクよりも安いとマウントを取ってくるオジサンを指します。
ちなみに、イクラちゃんが乗っているバイクが安い場合だと、「そんないいバイク乗って凄いねぇ~、ちゃんと性能使いこなせるの??」と謎の逆マウントを取ってくることも。
ナンシーさんと同様、自分が納得した上でお金を払って乗っているバイクに対して文句を言ってくるので、こちらも迷惑極まりないです。
イクラちゃん「このバイク、いくらぐらいするの?」
絡まれた人 「大体中古で30万くらいですかねぇ?」
イクラちゃん「えっ、そんな値段でバイク買えるの!?オジサンのバイクは、海外メーカーのだから当時で100万ぐらいするし、今プレミア付いてるから200万くらいの値段するよ。」
絡まれた人 「めちゃくちゃ高い!すごいですね~(ウザッ、さっさと話終わらせよ。。。)」
ナンシーさん、イクラちゃんと遭遇した際の対応方法。
ナンシーさん、イクラちゃんに絡まれてしまった。。。
面倒くさいけど、無下にするのも申し訳ない。。。
そんな口下手で優しい人の為にオススメの切り抜け方をご紹介します。
ウソの予定をでっち上げる。
シンプルな手法ですが、一番効果的です。
例えば、
「家族と用事があるからすぐに帰らないと。」
「友達と待ち合わせしてるんで。」
「そろそろ出ないと、予定に間に合わなくなるので。」
別にウソってバレてもいいんです。
ウソだとしても予定があると言っている人に対して、強く引き留める赤の他人は正直いないです。
※逆に、このパターンが通らない人は相当なヤバい人なので、丁重にお断りをした上で、速攻逃げましょう。
トイレに逃げる。
ナンシーさんが出没する場所次第ですが、よく出現する”SA”や”道の駅”なんかは休憩スポットです。
トイレは必ずありますので、話の途中で「すみません、急にお腹が痛くなったので失礼します。」と退散してみましょう。
基本的にはトイレに行って戻ってきたら居なくなることが多いですが、それでも近くに居るのなら別のところで時間を潰すか、ウソの予定をでっち上げるなどで対応しましょう。
テキトーにあしらう。
コレが出来れば苦労しないよ!って話ですが、結局一番確実なのはこの方法ですね。
やり過ぎるとあまり良くない展開に巻き込まれる可能性があるので、会話をほどほどに打ち切って目的地に向かいましょう。
基本的には、ナンシーさん・イクラちゃんに悪意はありませんので、ほどほどに使いましょう。
なぜナンシーさんは、排気量マウントを取りたがるのか。
「なぜ、他人の趣味に口出しすることが出来るのか。」
到底理解できない、謎めいた生態として有名な”ナンシーさん”・”イクラちゃん”。
自分の体験・友人から聞いた話、ネットでよく見る情報なんかを参考に、私なりにナンシーさんを分析してみました。
ただの天然な人? ”空気の読めない人”
バイクの話だけでなく、日常生活でもたまに遭遇する”空気の読めない人”
親しい間柄なら、「この人ナチュラルにディスってきたけど、ただ天然なだけっぽいな。」なんて経験ありますよね。
なんなら私自身も、悪気はないけどツッコミがてら”ちょっと強めに煽ってしまう”こともあります。
コレを赤の他人に対してやってしまうタイプの人って意外といるんですよね。
初対面なのにやたら距離感が近い人、且つそれが鼻につく人なんかはこのパターンかも。
誰かととにかく会話がしたい、”寂しい人”
バイクの世界は、かなり高齢化社会です。全然若者に人気無いです。
大多数の人はバイクなんて興味ないし、人によっては”バイク=悪”なんて極端な発想を持っている人もいますし、かなり世知辛い世の中です。
要は”ライダー”ってだけで、社会から見ればわりと”孤高の存在”だったりします。
「同じ趣味を持つ誰かと交流したい」という欲求自体は至極当然ですし、否定をするつもりはありませんが、その欲求がこじれてしまうとおかしなことになってしまうんですね。
孤独感を埋めるために、”唐突な自分語り”を始めてしまう人なんかはこういうタイプですね。
ただただマウントを取りたいだけの”厄介な人”
高圧的で、常に上から目線なヤバい人。
聞いてもいないのに、やたらアドバイスをしたがったり、俺の方が上だと誇示しないと満足しない人ですね。
このタイプの人は、自分より上の存在に対しては非常に弱いのですが、マウントを取られた時点で下に見られているから対処不能に近いです。
先述した2パターンよりも明らかに厄介なので、なるべく関わらずに立ち去りたいですね。
女性限定!?ただの”ナンパ”
私自身が見かけたことはありませんが、女性ライダーに話しかける手段として、排気量を聞く人もいると聞きます。
そもそも興味のないおっさんに話しかけられるだけでも恐怖なのに、隙あらばマウントを取ってくるなんて言語道断ですね。
【重要】すぐにナンシーさん、イクラちゃん判定をしないこと。
私自身は250CCに乗ってるときに、1度だけナンシーさんと遭遇したことがあります。
「普通にバイクに乗ってる人ならナンバーを見れば”126CC超250CC未満”だと分かるのに、あえて排気量の話をしてきたということは、バイクの免許を持っていない人か、免許取り立ての人かな?」
と思って普通に応対していたところ、最終的には「大型バイクはいいゾ~」とナンシーさんムーブをされたことがあります。
こういう経験が増えていくと、会話のきっかけとして「何CCなの?」と聞いてくる人全員がナンシーさんと感じてしまいそうですよね。
でも、私の体験としては、会話のきっかけとして「何CCなの?」と質問をしただけで、結果的には普通に良い人だったパターンの方が大多数です。
ただ質問しただけなのに、最初から変な人認定して会話してしまうなんて大変失礼なので、マウントを取られるまでは広い心を持って対応した方がいいと思いますよ。
時間に余裕がある時、自分の心に余裕がある時なんかは、キチンと対話した方が得るものも多いですし。
最後に
今回はバイク業界で有名な”ナンシーさん”・”イクラちゃん”を解説してみました。
”大多数のライダーはいい人”だけど”こんな人もいるんだな”と頭の片隅に入れておくと、どこかで役に立つかもしれませんよ。
本文中でも何度か記載しましたが、道の駅やPAなどでライダーに話しかけたり交流すること自体を否定してはいません。
話しかけたおかげで、知らない情報を手に入れたり、仲良くなったりすることの方がほとんどですから。
相手を尊重しつつ、楽しく交流を深めていきましょう。
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以上、最後までご覧いただきありがとうございました。