バイクの軸間距離(ホイールベース)について解説してみた。【スペック表の見方・項目解説】

早速ですが、バイクのスペック表を眺めていて、”軸間距離”もしくは”ホイールベース”というワードを見かけたことはありませんか?

今回はそんな”軸間距離(ホイールベース)”について、ざっくり解説していく記事です。

 

この記事を読めば、下記の内容を理解することができますので、是非最後までご覧ください。 

この記事で分かること

スペック表に記載されている、”軸間距離(ホイールベース)”について理解できる。

”最小回転半径”、”ロンスイ”、”ロンホイ”などのワードについてもざっくり理解できるよ。

バイクのスペック表について理解が”少し”深まるよ。 

  

  

軸間距離(ホイールベース)とは

まずはこの単語の定義から説明を。

バイクの前輪ホイールの中心点と後輪ホイールの中心点を結んだ距離のことを指します。   

図で説明すると、青い〇が”ホイールの中心点”で、赤い矢印の長さが”軸間距離”ってこと。

要は、”前輪と後輪がどれだけ離れているか”ということですね。  

 

”軸間距離(ホイールベース)”長さクイズ  

まずは、実際に2台のバイクを並べてみてみましょう。

まずは皆様に馴染み深いであろう、教習車仕様のHONDA CB400SF。    

2020年 CB400 SUPER FOUR HYPER VTEC Revo (サイドビュー)(カタログメイン)
出典:BikeBros CB400SF カタログページ

そして同排気量のアメリカンタイプであるHONDA Vツインマグナ。 

2005年 V-TWIN MAGNA パールクリスタルホワイト(カタログメイン)
出典:BikeBros V-twinMAGNA カタログページ

この2台のうち、どちらの軸間距離(ホイールベース)が長いか分かりますか? 

ハイ。簡単ですね。

正解は、”V-ツインマグナ”の方が”軸間距離(ホイールベース)”が長いです。

スペック表を見ると、CB400は“1410mm"で、MAGNAが”1620mm”210mmの差があります。

 

 

軸間距離(ホイールベース)って何の意味があるの? 

”軸間距離(ホイールベース)”の定義については理解できたと思いますので、次のステップです。

「じゃあこの長さって、バイクとどう関係があるの?」と疑問に思いますよね。

この項目では、軸間距離の短い・長いバイクそれぞれの特徴・メリット・デメリットを深掘りしていきます。

比較するバイクによっては例外もあるのであくまでもそういう傾向あるいう認識で見ていきましょう

  

ホイールベースが”長い”バイクの特徴

代表的なバイクは、先ほどのV-ツインマグナのようなアメリカン(クルーザー)やビッグスクーターなどですね。

”軸間距離(ホイールベース)”はバイクの大きさにも関わってきますので、コレが長いバイクは全体的に安定感があります。 

また、大柄なバイクは車体重量も重くなる傾向にありますので、車体が風の影響を受け辛く、走っていて疲れにくい傾向が強いです。

 

メリット

全長が長くなるので、車体が大柄になる。
 
車体が大きくなるので、車重が増えやすく、どっしりとした走行感と安心感が生まれる。
 
直進安定性が増す。

デメリット

全長が長くなるので、小回りが利きにくい。
 
車重が重い場合、取り回しに苦労したり・立ちゴケの原因になりやすい。
 
曲がりにくくなる。

  

  

ホイールベースが”短い”バイクの特徴

代表的なバイクは、スポーツタイプのバイクや、オフロードタイプのバイク。

全長が短いということは、より小柄なバイクだということです。

ホイールベースが短いバイクは、曲がりやすくコントロールがしやすい傾向にあります。

小回りが利くバイクが欲しい場合は、ホイールベースが短いバイクを探してみましょう。 

 

なお、コンパクトなバイクは風の影響をモロに受けやすいため、高速道路などを走るには不向きです。

※スポーツタイプのバイクなどはこの風問題を克服するために、カウル(風防)を付けて対策していたりします。 

メリット

全長が短くなるので、車体が小柄になる。
 
車体が小さくなるので、車重が軽く、扱いやすくなる。
 
小回りが利きやすくなる。

デメリット

車重が軽い場合、風の影響を受けやすいため、スピードを出していると疲れやすい。
 
直進安定性に欠ける。

 

 

カスタムで延長することも可能!? 

少し大掛かりにはなりますが、ホイールベースを伸ばすカスタムも存在します。

俗にいうロンスイ・ロンホイと呼ばれる手法ですね。

難易度が高いカスタムなので、頻繫に目にすることはありませんが、豆知識程度に覚えておくと良いかも。

 

ロンスイとは

ロングスイングアーム、略してロンスイです。

バイクのリアホイールを支えているパーツをスイングアームといいますが、そのスイングアームを延長させるカスタムを指します。

基本的には、純正のスイングアームを溶接で延長させる手法がメインですが、ごく一部のバイクなどはカスタムパーツメーカーが製品として販売していたりします。

ごく一部 = TW200/225・FTRなどのスカチューンカスタムが人気のバイクなど

 

ロンホイとは

ロングホイールベース、略してロンホイです。

「ロンスイと何が違うの?」って話ですが、基本的には、ロンスイ加工ができない”スクーター”のホイールベースを伸ばすカスタムのことを指します。

なぜスクーターだけなのかというと、スクーターにはスイングアームが無く、エンジンとリアタイヤが一体化している為。

稀に、ロンスイ加工のことをロンホイという人もいるので、ホイールベースが長いバイクの総称として使われることもありますね。

 

 

【余談】バイクにおける”小回り”について

”軸間距離(ホイールベース)”がバイクの小回りについて大きく関わっていることが理解できたかと思います。

でも、軸間距離だけを見ても、そのバイクが”どのくらい小回りが利くバイク”かどうかを知るのは難しいですよね。

ちょっと余談的な項目ですが、”バイクの小回り”というものについても軽く触れていきます。

 

”最小回転半径”とは 

バイクの小回りが利くかどうか、というのは”最小回転半径”という数値を見れば一発で分かります。

”最小回転半径”とは、バイクを”直立させた状態”で、ハンドルを目一杯切って、一周回った際の半径を表す単語。  

スペックを見る際には”軸間距離(ホイールベース)”だけを見るんじゃなくて、”最小回転半径”もチェックしましょうね。

下記記事にて詳細を記載していますので、気になる方はご覧ください。

 

 

あわせて読んで欲しい記事

バイクの”スペック表”にフォーカスを当てた記事書いています。

スペック表にまつわることなら”ほぼ”網羅していますので、もしスペックについて分からないことがあれば下記記事をご覧ください。 

 

 

最後に

今回は”軸間距離(ホイールベース)”について解説をしていきました。

バイクの性格を決めるうえで結構重要な要素なので、覚えていて損はない項目ですよ。

管理人は、ホイールベースが長めのバイクに乗った経験が少ないので、いつかはクルーザータイプのバイクなんかを所有してみたいなと思っています。

  

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以上、最後までご覧いただきありがとうございました。