バイクの”最小回転半径”について解説してみた。【スペック表の見方・項目解説】

早速ですが、バイクのスペック表を眺めていて、”最小回転半径”というワードを見かけたことはありませんか?

今回はそんな”最小回転半径”について、ざっくり解説していく記事です。

 

この記事を読めば、下記の内容を理解することができますので、是非最後までご覧ください。 

この記事で分かること

スペック表に記載されている、”最小回転半径”について理解できる。

”ハンドル切れ角”、”ホイールベース”についてもざっくり理解できるよ。

バイクのスペック表について理解が”少し”深まるよ。 

  

  

目次

最小回転半径とは

まずはこの単語の定義から説明を。

バイクを”直立させた状態”で、ハンドルを目一杯切って、一周回った際の半径を表す単語です。  

要は、最小回転半径が短ければそれだけ小回りが利くということ。 

 

「ふーん、それだけ?」って思うかもしれませんが、バイクを探す上では結構重要な項目なので、さらに深掘りしていきます。

 

 

小回りが利くバイクが分かる 

この項目が一番役に立つのは、”似たスタイルのバイク”を比較する時です。

最小回転半径が低いバイク=小回りが利くバイクというのは先ほど説明した通り。 

いくつかの例を交えながら説明してきます。 

 

分かりやすい例   

まずは念のため超分かりやすい例から説明を。

CB400SF(教習車)とドラッグスター400(アメリカン)を比較してみます。 

どちらが小回りが利くバイクか、最小回転半径を見ていきます。

  

2018年 CB400 SUPER FOUR 教習車仕様
出典:BikeBros CB400SF教習車 カタログページ

HONDA CB400SF(教習車)の”最小回転半径” 2.6mという数値に対し

2016年 DragStar 400
出典:BikeBrosドラッグスター400 カタログページ

同排気量のアメリカンタイプであるYAMAHA ドラッグスター400の”最小回転半径”は、3.1mという数値。 

つまり数値が低いCB400SFの方が、小回りが利くバイクということですね。

まぁアメリカンとネイキッドを比較したら、ネイキッドの方が小回りが利くのは直感でも分かりますね。

それでは次の例を。

 

分かり辛い例(最小回転半径が役に立つパターン)

どっちが小回りが利くバイクか、見た目では分かりにくい時って結構あります。

例えば、先ほどの”CB400SF”と似たスタイリングの”XJR400”を比較するとどうでしょう。 

2018年 CB400 SUPER FOUR 教習車仕様
出典:BikeBros CB400SF教習車 カタログページ
ヤマハ XJR400
出典:Goobike XJR400 カタログページ

コレ、実物を見ずに初見で「絶対にこっちが小回りの利くバイクだ!」って断定できますか?

結構難しいですよね。 

 

ちなみに正解は”CB400SF”2.6mで、”XJR400”2.8mなので、CB400SFの方が小回りが利くバイクでした。

  

  

最小回転半径に関連する項目

”最小回転半径”と深い関係のある項目が2つ程あります。

折角なので、その代表的な2つの項目である”軸間距離”・”ハンドル切れ角”についてもざっくり解説を。

 

軸間距離(ホイールベース) 

スペック表では”軸間距離”と記載され、ホイールベースなんて表現をされることも多い項目。

「前後タイヤホイールの中心点を結んだ距離のこと」を指します。

この軸間距離(ホイールベース)が短ければ短いほど、最小回転半径は小さくなります。

先ほど”CB400SF”と”ドラッグスター400”の例なんかは、軸間距離が圧倒的に違うので最小回転半径に影響が出たというパターンですね。

※下記記事で軸間距離(ホイールベース)について詳細に解説しております。

 

ハンドル切れ角(舵角)とは

ぶっちゃけ”読んで字のごとく”ですが、バイクのハンドルがどこまで切れるかを数値化したモノ。

この切れ角が大きければ、ハンドルをより切ることが出来るというワケですね、

スペック表に記載されることは稀ですが、ハンドルがよく切れるバイクなんかはレビュー記事の補足として入ることも。 

 

 

最小回転半径はあくまでも目安。

先ほどまで、”最小回転半径=小回りが利く”と記載してきましたが、実はコレだけを重要視するのはあまりオススメ出来ません。  

この数値はあくまでも、バイクが”直立した状態”で計測された数値なんですよ。

 

つまり、バイクを傾けて旋回した場合の半径というワケではありません。 

 

走行中のUターンならば”最小回転半径”を下回る数値で旋回が可能です。

(極端な例ですが下記動画のようにテクニックさえあれば回転半径を極限まで縮めることも)

 

先ほどの”CB400SF”と”XJR400”の場合、確かに”CB400SF”の方が小回りが利くバイクではありますが、その差はたったの20cmしかありません。

極限まで”小回り”を重視するのであれば”CB400SF”を選ぶべきでしょうが、実際のところ技量でカバーできる範囲内だと思います。

良くも悪くも、あくまでも目安程度に使うべき項目なのかなと私は思います。  

 

 

【余談】最近は使われなくなってきている?

”最小回転半径”について記載してきましたが、実は最近ではメーカーによっては記載がないこともあります。

具体的には、HONDAとかは掲載していますが、YAMAHAなんかは未掲載のバイクもチラホラありますね。

結局のところ、やろうと思えばだれでも計測可能な内容なので、公式サイトに掲載されていなくても基本的にはネットに落ちているので問題無しですけどね。

  

  

あわせて読んで欲しい記事

バイクの”スペック表”にフォーカスを当てた記事書いています。

スペック表にまつわることなら”ほぼ”網羅していますので、もしスペックについて分からないことがあれば下記記事をご覧ください。 

 

 

最後に

今回は”最小回転半径”について解説をしていきました。

バイクのスペック表の中でも、小回りが利くかどうかがすぐに分かる結構重要な項目です。

勿論、”バイクの重心”だとか、”バイクの車重”とか、その他にも大事なファクターはありますが、最低限”最小回転半径”を抑えていれば、小回りが利くバイクを見分けることが可能。

最近では公表されない車種も出てきましたが、まだまだ役に立つ場面が多いワードですよ。 

 

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