YAMAHA WR250R/Xをざっくり解説してみた~hex385の名車解説~

今回も、またまた”名車解説”シリーズです。

 

YAMAHAといえば、確かな技術力が詰め込まれたバイクを多く輩出しているメーカー。

コストパフォーマンスに優れたバイクを売り出す傍ら、ハイクオリティのバイクを出しユーザーを驚かせることも多いです。 

ことオフロードバイクというジャンルにおいても、WR250なんていうぶっ飛んだバイクを発売していたり。

 

というワケで今回ご紹介するバイクは、YAMAHAが生んだオフロード/モタードバイク”WR250”です!

 

例のごとく、全く知らない人にも"ある程度は"理解できるよう記事をまとめました。 

「WR250R/X欲しいな」と思っている方に向けて書いておりますので、ご参考になれば幸いです。 

 

※なお、管理人はバイクのプロでは無いので、細かい所が間違ってたりする可能性がございます。

 

   

目次

WR250R/Xってどんなバイク?

「国産オフロード/モタード界最強のバイク」です。

もともとWR250は”オフロードバイク界のYZF-R1”を目指して開発されたとされています。

そんなワクワクするコンセプトの期待を裏切らない、YAMAHAの技術力を最大限に生かした、そんなバイクです。 

 

こういう技術を惜しみなく投入したバイクって、大排気量のケースが多いですが、250CCクラスのバイクでここまで仕上げてくるYAMAHAさん、なかなかにクレイジー。

 

YZF-R1について

YAMAHAが誇るフラグシップモデル。
妥協を廃する姿勢で開発され、当時のMotoGPマシンの技術・最新の電子制御を惜しみなく搭載したイカしたバイク。 
当時の対抗馬としては、HONDAはCBR・SUZUKIはGSX・KAWASAKIはニンジャと錚々たる顔触れですが、それに負けず劣らず、YZF-R1も高スペックのリッターSSとしての礎を築きました。  

 

WR250RとWR250Xの違いについて

ざっくりと解説すると、”R”はオフロードタイプのバイクで、”X”はモタードバイクってことです。  

”R”と”X”で細かい仕様は異なっておりますが、バイク自体の特性などはほぼ変わりませんのでご安心を。 

この後の年式解説コーナーでも触れておりますので、気になる方はそちらもご覧ください。

 

オフロードバイクは何となくで想像しやすいですが、モタードって少し分かり辛いバイクジャンルかもしれません。

下記記事で解説しておりますので、モタードに興味がある方はご覧ください。

 

    

WR250R/Xの魅力について

人によって感じ方はそれぞれですが、とりあえず管理人が考える魅力なんかをまとめてみました。

 

かなり速いバイク。

250CCのオフロード・モタードバイクは人気ジャンルなので、国産4大メーカー各社でそれなりの車種が存在します。(KLX/CRF/セロー/DJEBEL etc…)

その多くの車種の中でも、WR250は最速クラスのバイクです。

なんなら高スペック過ぎて、そのままエンデューロ・モトクロス競技に出られるほどだったとか。

オフ&モタードにはちょっと珍しい、高回転型の水冷単気筒エンジンを搭載しており、回して走る分には法定速度は余裕で巡行可能。

車体も軽量ですし、足回り・フレーム回りも隙が無い構成になっているので、走っていて楽しいバイクなのは間違いなしですね。

 

カスタムの必要性が薄め

純正で十分に完成されたバイクだと思います。

ノーマルでも妥協なく車体が構成されておりますので、後からアレが欲しい、コレが欲しいとパーツを付け替えなくても問題無く走ってくれます。 

カスタムしたい人にはデメリットかもしれませんが、これは多くの人にとってメリットと言えるのではないでしょうか。

※勿論、さらに速度を求めてチューンアップすることも可能ですよ。(値段は張りますが。。。)

 

所有欲を満たしてくれる

何度も言いますが、このバイクはオフロード/モタードバイクの市販車では最高クラスのバイク。

ということは、これ以上のバイクがなかなか出てこないんですよね。

コレを超えるオフロードバイクを買おうとすると、海外メーカーの高額モデルを買うか、競技専用車を公道走行用にカスタムするか。

更なる高みを目指す人もいるかもしれませんが、大多数のライダーにとって所有欲はかなり満たされるバイクだと思いますよ。

  

    

WR250R/Xのデメリットとは? 

短所も人によっては長所と捉えることもあるでしょうし、どう考えるかは読者次第です。

 

値段が非常に高い

普通、単気筒のバイクは安いんですがWR250は例外です。 

さらに言えば、250CCバイクの中でも”かなり高額”なバイクです。

生産が終了したバイクなので必然的に中古市場から探すことになりますが、中古相場で大体50万円くらいは必須。

チューニングされたバイクなんて、平然と100万を超えてきたりします。

完成されたバイクだからこそ、この価格なのですが、人によっては手を出し辛い価格ですよね。 

 

燃費はそれなり

大体リッター20後半~30km/h程度。

そこまで悪いわけではありませんが、タンク容量が7.6Lなこともあって巡行距離も少なめです。

さらにいえば、ハイオク仕様となっておりガソリン代もそれなりに掛かってきます。

オフロード/モタードバイクの中では平均的といえますが、バイクの中では少し物足りなさが目立ちますね。 

       

足付き性がかなり悪い

オフロード/モタードバイクとしてみればしょうがない話ですが、このバイクかなり足付き性悪いです。

基本的にこういったバイクは、「ケツをずらして片足を付いた状態が維持できれば問題無い」とされていますが、それでも慣れるまでは大変かもしれませんね。

私も同じような車高の高いバイクに乗っていましたが、大体1週間くらいは違和感があった記憶があります。

ただ、慣れてさえしまえば普通のバイクよりも視界が広かったり、バイクの荷重をかけての操作がしやすくなったりとメリットも多いです。

  

  

WR250R/Xの年式解説!

名車解説記事では年式によるスペックの違いなどを解説しておりましたが、WR250シリーズは年式によるスペックの違いはございません。 

※カラーチェンジのみ実施 

というわけでいつも以上に薄味な項目となりますが、最低限WR250の特徴などを触れていきます。

 

WR250R (2008~2017年)

2008年 WR250R ディープパープリッシュブルーソリッドE(カタログメイン)
出典:BikeBros WR250R カタログページ
このモデルの特徴

・フロント21、リア18インチのオフロード仕様

・”X”と比較してオフロード特有の柔らかめなサスセッティング。

オフロードバイクとしての定番スタイルである21/18インチホイールを装備。

オフロードバイクとしてはそれなりに珍しい、高回転型のエンジンを搭載しているため、回せば回すほど加速していく分かりやすさが味わえるモデル。

そもそも出力が十分に確保されているため高回転型といえども低速トルクも必要十分。

およそ10年近く販売されたものの、2018年の排ガス規制を前に販売終了。

 

WR250X (2008~2017年)

2008年 WR250X ヤマハブラック(カタログメイン)
出典:BikeBros WR250X カタログページ
このモデルの特徴

・WR250Rと違い、前後17インチのホイールを搭載

・オンロード専用にチューンされた足回り。

地味に”R”より”X”の方が2キロ重たかったり。

モタードバイクは公道を走ることに重きを置いたモデル。

その影響でオフロードバイクである”R”と比較するといくつかの変更点があります。

前後17インチホイール

前後サスペンションを固めにセッティング

フロントディスクの大径化

総じてオフロードを走らないという方にはコチラのモデルの方がオススメ。   

 

 

あわせて読んで欲しい記事

その他の”名車解説”をご覧になりたい方は下記記事でまとめております。

興味がある方は是非ご覧頂ければ幸いです。

 

     

終わりに

今回は名車解説ということで、WR250R/Xを解説してみました。

 

WR250はオフロードバイクやモタードに興味がある方に、是非知ってもらいたいモデル。

ちょっと値段が高いのがネックですが、値段以上の価値があるハイクオリティな一台です。

私もお金に余裕があれば、いつかは乗ってみたい一台ですよ。

 

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以上、最後までご覧いただきありがとうございました。