YAMAHA SR400をざっくり解説してみた~hex385の名車解説~

今回は、タイトルの通り”名車解説”です。

第一弾は、単気筒のレジェンド的バイクであるSR400について解説していきます。

 

全く知らない人にも"ある程度は"理解できるよう記事をまとめましたので、SR400に興味がある人は最後までご覧いただければ幸いです。

 

※なお、管理人はバイクのプロでは無いので、細かい所が間違ってたりする可能性がございます。

話半分で楽しんでいただければ幸いです。

 

 

目次

SR400ってどんなバイク?

分かりやすく一言で説明するならば、「超シンプルで超ロングセラーなバイク」ですかね。

デビュー当時から、性能が優れているバイクというわけでは無かったものの、大きなデザイン変更をすることなく現代にまで販売され続けているとても珍しいバイクです。 

 

下手すると250CCよりも低馬力で、お世辞にも速いバイクってわけでもありません。

デザイン(見た目)も1978年のデビュー当時からずっと同じです。

でも、なぜかいつの時代でも売れ続けているバイクなんですよね。

 

これって、本当に前例が無いことだと思っています。

例えば、車の世界なんかだと”ランクル”とか”ジムニー”なんかもロングセラーモデルとされていますが、デザイン・スペックなんかは進化し続けていますからね。

 

SR400には不思議な魅力が詰まっていることは何となく伝わりましたかね。。。?

この後の項目で、少しずつ深堀りしていきます。

 

 

SR400の魅力について

人によって感じ方はそれぞれですが、とりあえず管理人が考える魅力なんかをまとめてみました。

長所は短所って言葉の通り、人によっては魅力に感じない部分があるかもしれませんが、悪しからず。

 

見た目に飽きがこないデザイン

2020年現在、SR400が誕生してから42年経過しております。

その間ずっと、SR400は大きなデザイン変更もなく同じスタイルを貫いています。

普通のバイクなら、人気が出なくて製造終了になったり、フルモデルチェンジして見た目が大幅に変わったりしますが、なぜかSR400はずっと同じ姿で売れ続けています。

これは、多くの人が飽きにくいデザインということでしょう。

無骨でシンプルなデザインである意味バイクの完成形の一つだと思います。

  

非常にカスタマイズ性が良い

SR400ほどカスタマイズ性が高いバイクは無いです。

理由はシンプルで、人気車種 + ずっと同じデザイン + 長い間製造され続けている = カスタムパーツが豊富

こういう図式ですね。

年式によって装着できないパーツもそれなりにありますが、基本的にどんなカスタムも可能なバイクです。

カスタムパーツが多いのは非常に便利ですよ。

完全に余談ですが、「若い頃はカスタムしまくったけど、結局ノーマル状態が一番カッコいいな」って結論に落ち着く人もいます。

 

キック始動が所有欲を満たす

バイクは”趣味の乗り物”という側面が強いです。

イロイロと便利になっていく世の中ですが、SR400は未だにキック始動でしかエンジンをかけられません。

バイクに興味がない人からしたら、ただメンドクサイだけの作業かもしれませんが、バイク乗りからするとカッコイイ儀式に見えるんですよね。

いまやキック始動のみの新車で購入できるバイクはSR400に限られているので、キックスタートに憧れを感じている人なんかは、所有欲を満たしてくれる素晴らしいバイクだと思います。

 

価格が比較的安めで購入可能

新車・中古問わず、SR400は400CC帯のどのバイクと比較してもかなり安く購入可能です。

新車ですと、大体乗り出し価格が”60万程度”で購入できます。

中古ですと、ピンキリですが安いものだと20万程度から購入が可能。

人気車種に関わらず、ここまで価格が安いのはかなり特徴的ですよね。

ひとえに、昔ながらのシンプルな装備で市場の人気を長年得ていたからこそ実現していることですね。

 

   

コレだけ知っていればOK? ~SRの歴史解説~

SR400のモデルは大きく分けて、5つに分類できます。

各モデルの特徴を簡単に紐解いていくことで、SR400について深く知ることができますよ。

中古でSR400を狙っている人なんかは、より参考になるかも?

 

1型(1978~1984年モデル)

出典:BikeBros SR400 カタログページ
このモデルの特徴

・フロントにディスクブレーキ、リアにドラムブレーキを搭載。

・初期モデルのみグラブバー(タンデム時に同乗者が掴めるバー)は無し。

ここから伝説が始まるワケですが、1型は特に特筆すべき点は余り無いバイクですかね。

多分、1型が発売された時点では、メーカーもユーザーもここまでロングセラーになるモデルになるとは予測できなかったでしょう。

そのぐらい、スタンダードな性能なバイクです。

 

ちなみに、中古市場ではタマ数がかなり少なくなってきていますが、価格自体はかなり手頃に購入可能です。

(30年近く前のモデルなので、安いからといって初心者の購入はオススメできませんが。)

 

 

2型(1985~2000年モデル)

出典:BikeBros SR400 カタログページ
このモデルの特徴

・フロントブレーキが、ディスクブレーキからドラムブレーキに。

・フロントホイールが19インチから18インチへ。

SR400の歴史の中では、一番長く続いた2型。

1型のSR400では、フロントブレーキはディスクブレーキを使用していましたが、なぜか2型のSR400ではドラムブレーキへと退化しています。

(一応説明しておくと、一般的にドラムブレーキよりもディスクブレーキの方が高性能とされています。) 

恐らく、見た目のクラシック感を高めるためにあえてドラムブレーキをチョイスしたのでしょうが、こういった退化に近いモデルチェンジは、かなり珍しいです。 

 

ちなみに何度も退化と繰り返していますが、実際のブレーキ性能は 1型のディスクブレーキと遜色ないくらいの性能みたいですよ。

(ゼロから開発・設計し直した最新式のドラムブレーキを搭載していたりします。) 

 

2型はカスタムベースとして1番の人気車両なので、カスタム車両を中古で購入したい方はこの2型から探してみるといいかもしれません。

 

※ディスクブレーキ・ドラムブレーキについてもっと知りたい方は、下記の記事で解説しています。

  

  

3型(2001~2008年モデル)

出典:BikeBros SR400 カタログページ
このモデルの特徴

フロントブレーキをディスクへ変更。

排ガス規制により、AI機構・キャブの小口径化などの影響でパワーダウン。

電気系統に細かい変更点あり。(CDI・イモビetc…)

色々と細かい仕様変更が起きたモデルですが、大きな変更点といえば、ドラムブレーキからディスクブレーキに戻ったこと。

あれだけこだわって搭載したドラムブレーキですが、保安基準に達することができなかったのか、ディスクブレーキに戻っています。

ちなみに、このディスクブレーキは1型のものと見た目が大きく異なります。

(1型は穴無しディスクですが、より性能が良い穴あきタイプのディスクへ変更)

  

排ガス規制の影響により、若干パワーダウンしているのも3型の特徴です。

バイクの歴史は、メーカー VS 国の環境対策の歴史といった一面も持ちますが、SR400もそういった影響を受けたバイクってわけですね。

よりクリーンな排気ガスになるように、AI(エアーインダクション)などを搭載したり、キャブレターを小さいサイズへと変更することで対応しましたが、結果としてパワーが落ちてしまっています。 

 

また、ちょっと細かい話ですが、点火方式もCDI方式へと変更されてしまいました。

物凄くざっくり説明すると、バッテリーがないとエンジンがかからない仕様へと変わってしまったということです。

つまり バッテリーの充電が不十分な場合、キック始動にも関わらず

そのため、定番カスタムである”スカチューン”や”チョッパー”なんかのカスタムがやりにくくなっています。 

中古で購入してガンガンカスタムしたい人なんかは要注意ですよ。

   

※AI、スカチューンについては下記記事に詳しくまとめています。   

 

   

4型(2009~2016年モデル)

出典:BikeBros SR400 カタログページ
このモデルの特徴

FI(フューエルインジェクション)を採用したモデル。

FI搭載により、始動性がかなり良くなっている。

3型が影響を受けた2000年の排ガス規制ですが、2008年にさらに厳しくなってしまいます。

このため、各メーカーで多くのバイクが姿を消すわけですが、SR400も2008年に一旦30年の幕を閉じます。

この時点で ほとんどユーザーはもうSR400は復活することは無いよなって諦めていたような気がします。

   

でも、翌年の2009年、あっという間に帰ってきました。

しかも見た目が全く変わらない状態で、しかもキックペダルも付いたまんまで。

この時ほど、YAMAHAのSR400に対する熱いこだわりを感じたことは無かったです。

頭おかしいんじゃないかな、とまで思いました。(誉めてます) 

 

肝心の性能ですが、これが意外と高性能みたいです。

3型モデルの特徴は”パワーダウン”と書きましたが、3型と比較すると、電子制御の影響かかなりパワフルになっているようです。 

始動性もかなり増していますし、クラッチも軽いなど、バイクとしての完成度がより高くなった印象です。

 

中古での金額はSR400の中では高めですが、初心者やノーマル状態で走りたい人にはかなりオススメの車両ですね。

 

 

5型(2018~現行モデル)

出典:BikeBros SR400 カタログページ
このモデルの特徴

排ガス規制により、馬力がちょっと下がった。(26馬力から24馬力へ)

新型ECU搭載、マフラーの変更 etc…

1~4型までの変更点ほど、インパクトはありませんね。

人によっては1~3型とFI搭載モデルみたいなくくりで、まとめられたりすることもあります。

 

2馬力下がったことは大きな変更点ともいえますが、試乗したユーザー曰く、あまり違いがわからなかったって人が多いみたいです。

あとは、ノーマルマフラーの音が良くなったとかは聞きますね。

とはいえ、やっぱり4型との大きな違いは無いと考えてもいいレベルだと思います。

 

ちなみに、この5型のSR400は最長でも2021年に姿を消すことが確定していたりします。  

詳しい理由なんかを解説すると、もう一本記事ができそうなので、とりあえず「そうなんだ・・・。」ぐらいにとどめておいてください。

 

ファイナルモデルになる可能性もあるので、新車を狙っている人はここがラストチャンスの可能性アリですよ。

 

 

あわせて読んで欲しい記事

その他の”名車解説”をご覧になりたい方は下記記事でまとめております。

興味がある方は是非ご覧頂ければ幸いです。

 

終わりに

今回は名車解説ということで、SR400を解説してみました。

 

管理人はまだ所有したことはないですが、いつかは所有したい名車中の名車です。

2021年以降に再び登場してくれるかはまだ不明ですが、もう一度復活してくれることを期待しています。

 

書いていてかなり楽しかったので、これからもちょくちょく名車解説記事を書いていく予定です。

 

書いて欲しいバイク等があれば、メニューの問い合わせフォーム&TwitterからDM

ください。

 

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。