KAWASAKI ESTRELLA/エストレヤをざっくり解説してみた~hex385の名車解説~
どうも、hex385です。
以前SR400についてまとめてみましたが、今回は第二弾!
250CCのクラシックバイクのレジェンド的バイクであるエストレヤについて解説していきます。
全く知らない人にも“ある程度は"理解できるよう記事をまとめましたので、エストレヤに興味がある人は最後までご覧いただければ幸いです。
※なお、管理人はバイクのプロでは無いので、細かい所が間違ってたりする可能性がございます。
話半分で楽しんでいただければ幸いです。
目次
エストレヤってどんなバイク?
スペイン語で星を意味する”ESTRELLA”
KAWASAKIの中でも最長の25年販売され続けたレジェンド的バイクです。
例のごとく分かりやすく一言で説明するならば、「気軽に乗ることが出来るクラシックバイク」ですかね。
特に”気軽に乗ることが出来る”っていうのが大事で、
・手頃な車体価格
・250CCであること
・中古のタマ数が多い
っていう、乗りやすさが3拍子揃ったバイクです。
ノーマル状態でも十分にカッコイイというのも非常にポイントが高いですよね。
残念ながら2017年に生産終了となってしまいましたが、後世に名を残すべき名車なのは間違いないですね。
エストレヤの魅力について
人によって感じ方はそれぞれですが、とりあえず管理人が考える魅力なんかをまとめてみました。
長所は短所って言葉の通り、人によっては魅力に感じない部分があるかもしれませんが、悪しからず。
猛烈にレトロでオシャレなデザイン
エストレヤと聞くとまず第一に、”オシャレなバイク”というイメージが浮かびます。
250CCクラスのクラシックバイクでは随一のルックスだと個人的に思っています。
モデルチェンジによって多少見た目が変化してはいますが、純正状態で”流線形のデザイン”に”キャブトンマフラー”に”シンプルな丸目ヘッドライト”とクラシックバイクの王道を地で行くスタイル。
純正でこの素晴らしいクオリティなので、カスタムに興味が無い方や、バイクに乗りたいと思っている初心者にもとてもオススメできるバイクですね。
とくにエストレアのエンジン部分の造形は非常に”美しい”の一言に尽きます。
基本に忠実なスペック
昨今、新機能や高性能な走行性能を謳ったバイクが多いですが、エストレヤは非常にシンプルで基本に忠実です。
人によってはウイークポイントと感じてしまうかもしれませんが、個人的にはこのシンプルさにこそ魅力を感じてしまいます。
ゆっくり走った際の気持ちよさにフォーカスを当てているバイクのため、普段使いにも、下道でのロングツーリングでもキチンと楽しむことが可能です。
初心者の方なんかにも非常にオススメなバイクですよ。
まさに”肩肘を張らずに等身大で楽しめるバイク”といったところですね。
シートの形状が激アツ!
管理人の超個人的なエストレヤ大好きポイントなのですが、エストレヤの一部モデルのシート形状がとてもクラシカルでカッコいいです。
サドル式のシングルシートなのですが、250CCクラスのバイクで標準装備されているバイクは本当に少ないです。
他のバイクに汎用品で取り付けようとしても、フレームの形状によりここまでマッチさせるのは無理なバイクが大半です。
例として、管理人の所有しているST250Eもサドル式のシートが付いておりますが、エストレヤほどカッコよくマッチできていません、
何度も言いますが、エストレヤのシングルシートの造形はホントにそれだけでご飯3杯イケるくらいカッコいいです。
エストレヤのデメリットは?
レジェンド的バイクなのは間違いないですが、やはり良いことばっかり書くのも性に合わないので一応デメリットなんかも書いておきますね。
エストレヤを狙っている人もデメリットをしっかり理解した上で検討していきましょう!
メッキパーツを多用しているので、維持が大変かも?
ノーマルのエストレヤの外観は非常に”美しい”と記載しましたが、メッキパーツを多用しているため手入れがそれなりに大変です。
放置しているとすぐに”くすみ”や”斑点上のサビ”、ものによっては”黄ばみ”なんかが発生します。
金属部品は多かれ少なかれこういった手入れが必要なのですが、メッキ加工は煌びやかになる反面、目立ちやすいんですよね。
普通のバイクと比較して”ちょっとだけ”外観の維持が大変なバイクってとことでしょうか。
あとは、海岸沿いなどにお住まいの方は潮風の影響も多く受けますのでそこは注意が必要です。
年式を意識して購入すべき!
ロングセラーモデルかつ販売終了モデルのため、必ず中古市場から探すことになります。
ただ、バイクショップで状態の良いエストレヤを目利きするのは初心者にはとても難しいです。
バイク初心者なら、バイクに詳しい知り合い・友人を呼んで一緒に見てもらうか、評判のいいショップを探して検討していくことをオススメしますよ。
あとは、ことエストレヤに関して言えば、2000年以降モデルから探していくとベストですね。
(1992~1999年式モデルに関しては、カムチェーンテンショナーが摩耗してしまうという初期エストの代表的な持病がある年式のため)
250TRも併せて検討してみては?
エストレヤが名車なのは間違いないですが、同型エンジンを使用した兄弟車の存在も忘れないで下さいね。
見た目やサイズ感なんかに違いはありますが、乗り味が同じのわりにエストレヤより少し安いバイクです。
カスタムパーツもエストレヤのものを流用可能なものが多いので、もしカスタムベースとしてイジっていきたい人なんかにはこういう選択肢もアリですね。
エストレヤで出来るカスタムのほとんどは250TRでも可能ですからね。
エストレヤの豆知識
名前を間違えられやすいエストレヤ君
各所でコスられまくっているネタですが、エストレヤ君は名前が間違えられやすいようです。
エストレア、エストレラなんかに間違えられやすいです。
言葉に出す分には全く問題ありませんが、文章にすると「アレ?”ヤ”だっけ”ア”だっけ。。。」となりがちなので、覚えておきましょう。
1950年台のバイクが元ネタ
非常にクラシカルな見た目のエストレヤですが、エストレヤの元となったバイクが存在します。
戦前の1924年から存在していた目黒製作所(後にKAWASAKIと合併)が1950年に制作した”メグロジュニア”シリーズが元祖といわれています。
ちなみに、2020年にKAWASAKIからMEGURO K3という”メグロ”の名を冠したバイクが発表されております。
これは”エストレヤ”が”メグロジュニア”として復活する可能性もあるかもしれませんね。
あわせて読んで欲しい記事
その他の”名車解説”をご覧になりたい方は下記記事でまとめております。
興味がある方は是非ご覧頂ければ幸いです。
終わりに
今回は名車解説ということで、エストレヤを解説してみました。
第二回は、管理人の友人が欲しいバイクということで張り切って書いてみました。
かなり好きなバイクだったので、排ガス規制で生産終了になった時はかなりショックでしたね。
ただ先程も書きましたが、メグロK3のニュースを聞いてエストレヤも”もしかしたら”ワンチャンあるんじゃないかなと期待しております。
これからもこのシリーズは続けて行く予定なので書いて欲しいバイク等があれば、メニューの問い合わせフォーム&TwitterからDMください。(泣いて喜びます。)
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。