【初心者向け】バイクを排気量で選ぶ際のポイント【オススメの排気量は?】
どうも、hex385です。
私がバイク初心者だった頃は、はじめてバイクを選ぶときに
・「排気量の違いって具体的にどうなの?」
・「初心者なんだけど、どの排気量がオススメなの?」
・「コスパがいい排気量って何CCなの?」
こういった疑問を持ちながら、適当な雑誌を読みふけっておりました。
そこで今回は、バイク選びの際の重要なポイントとなる「排気量」に絞って記事を書いていきます。
ちょっと複雑ではありますが、この記事を読めば違いを理解することができるかと思います。
目次
排気量の違いについて
初心者がバイクを選ぶときに浮かぶ「排気量による違いって具体的に何なの?」という疑問ですが、
排気量によって、「免許の種類」や「交通ルール」、「維持費」などが変わったり、様々なメリット・デメリットがあります。
・「バイクを買ったはいいけど、維持費がかかりすぎる・・・」
・「思ったよりパワーが出ない・・・」
折角バイクを買ったのに、そんなことになったら嫌ですよね。
知らないまま後悔することの無いように、しっかり把握してバイク選びの参考にしていただければ幸いです。
【50CC】クラス
- 免許の種類
【原付免許(原付1種)】
簡単に、低コストで取得できる免許です。
普通自動二輪免許、小型二輪免許はもちろん車の免許を取得している場合などはそのまま乗ることができます。
- 交通ルール
「30km制限」
「三車線以上の交差点では二段階右折が必要」
「2人乗り不可」
非常に手軽な乗り物な分、上記のような運転の際の制約が付いてきます。 - 維持費 (1年単位で計算)
軽自動車税:2,000円
自賠責保険:4,480円(2年で契約の場合で1年あたりの概算)
合計金額:6,480円
バイクの中では一番安い維持費ですね。
とても手軽に所有できます。
メリット
- 非常に安価に所有できる。
- 総じて燃費がいいバイクが多い。
- 取り回しがしやすくコンパクトなバイクが多い。
- 公共交通機関付近の駐輪場などが使える。
(市町村にもよりますが、原付のみ駐輪可能な場所が結構あります。)
デメリット
- 30km制限・二段階右折などの交通ルールの縛りが大変。
【51CC~125CC】クラス
- 免許の種類
【小型二輪免許(原付2種)】
原付免許まではいきませんが、こちらも簡単に取得できる免許です。
但し、この免許に関して言えば、上位免許である普通自動二輪免許との金額が近くなってくるので、きちんと比較検討してからの取得をオススメします。
- 交通ルール
【自動車専用道路・高速道路は走行不可】
原付1種にあった30km制限や二段階右折が解除されています。
但し、125CCクラスでも高速道路等は走行不可ですので、ご注意ください。 - 維持費 (1年単位で計算)
軽自動車税:51~90CCは 2,000円 / 91CC~125CCは 2,400円
自賠責保険:4,480円(2年で契約の場合で1年あたりの概算)
合計金額:6,480円~6,880円
バイクの中では50ccクラスと共にトップクラスに安いです。
また、50CC~125CCまでは「ファミリーバイク特約」で任意保険がかなり安く抑えられる場合があります。
メリット
- 非常に安価に所有することができる。
- 燃費が良いバイクが多い。
- 取り回しがしやすく、コンパクトなバイクが多い。
- 50CCクラスと比較して、交通ルール上の縛りが少ない。
デメリット
- 自動車専用道路・高速道路は走行できない。
【126CC~250CC】クラス
- 免許の種類
【普通自動二輪免許】
前述した50CC~125CCまでのクラスから、400CCまではこの免許で運転することができます。
よく「中免・中型免許」とか言われている免許です。
教習所だと、最短2週間くらいで取得可能です。
- 交通ルール
【原付と比べ、特に制約は無し】
原付1種にあった30km制限や二段階右折、2種免許の「自動車専用道路・高速道路は走行不可」などの制約はありません。 - 維持費 (1年単位で計算)
軽自動車税:3600円
自賠責保険:5,080円(2年で契約の場合で1年あたりの概算)
重量税:4900円 (新車登録時のみ発生)
合計金額:13,580円
前述の125cc以下と比べると少し値段が上がりましたね。
重量税については、新車でバイクを購入する場合に発生する税金で、購入時のみ4900円かかります。
つまり、2年目以降は払う必要がないし、中古で購入した場合も費用が発生しません。
メリット
- 高速道路や自動車専用道路を走ることができる。
- 車種が豊富で、様々な価格帯やスタイルからバイクを選択可能。
- パワーが適度に調整されているので、エンジンを回す楽しさを味わいやすい。
デメリット
- さらに上の排気量帯と比べ、長距離を移動するのが大変なことが多い。
【251CC~400CC】クラス
- 免許の種類
【普通二輪免許】
400CCまでは、普通自動二輪免許で運転可能で、これ以上の排気量になると大型二輪免許が必要です。 - 交通ルール
【原付と比べ、30km/h走行制約は無し】
126CC~250CCクラスと同様に、特に交通ルールの制限はありません。 - 維持費 (1年単位で計算)
車検の整備基本料:およそ 17,500円 程度(整備するお店によってまちまちですので概算。)
軽自動車税:6,000円
自賠責保険:5,760円(2年に1度の支払いの為、1年あたりの概算)
重量税:1900円(登録年数によって上昇する場合アリ)
合計金額:(約)31,160円程度
※重量税は新車登録から12年経過車までは1,900円/年
13年以上経過したバイクには2,300円/年
18年以上経過したバイクには2,500円/年と金額が変化します。
前述の250CCクラスと比べると大分値段が上がったと思います。
よく400CCは維持費がかかるといわれている理由が分かっていただけると思います。
メリット
- 250CCクラスと比較して余裕をもって走ることができる。
- 普通自動二輪免許で乗れる最大排気量である。
- 車検があるため、2年に1度プロに整備してもらうことができる。
デメリット
- 250CCと比較して維持費が高い。
- 2年に1回の車検が手間に感じる。
- 大型免許を持っている場合、ほぼ同じ費用で大型バイクが維持できる。
※番外編【401CC~】クラス
※初心者向けの記事のため、あくまでも番外編として記載します。
一般的には、初心者にはおすすめされていない場合が多いですが、管理人的には別に問題ないと思ってます。
結局、乗りたいバイクや、熱意が一番大事ですよね。
免許の種類
【大型二輪免許】
400CCまでは、普通自動二輪免許で運転可能でしたが、400CCを超えると大型免許が必要になります。
1000CC超え(いわゆるリッターバイク)のバイク含めすべてのバイクに乗ることができます。
バイクの免許を持っていない場合でも、いきなり大型免許を取得することも可能です。
交通ルール
【特に制約は無し】
もちろん原付等の交通ルールの縛りはありません。
維持費 (1年単位で計算)
車検の整備基本料:およそ 17,500円 程度(整備するお店によってまちまちですので概算。)
軽自動車税:6,000円
自賠責保険:5,760円(2年に1度の支払いの為、1年あたりの概算)
重量税:1900円(登録年数によって上昇する場合アリ)
合計金額:(約)31,160円程度
※重量税は新車登録から12年経過車までは1,900円/年
13年以上経過したバイクには2,300円/年
18年以上経過したバイクには2,500円/年と金額が変化します。
前述の400ccと比べると値段は変わりません。
一応、お店によっては車検の費用が追加でかかる可能性はあるかも。
メリット
- オーバースペック気味の有り余るパワーが手に入る。
- 快適に長距離を走ることができる。
- 車検があるため、2年に1度プロに整備してもらうことができる。
- 中古に関して言えば、車種が豊富、程度がいい車両が、意外と安い値段で買える。
デメリット
- 取り回しが悪く、気軽にバイクに乗り辛くなる。
- エンジンをガンガン回せる機会が少ない。
- 2年に1回の車検が手間に感じる。
管理人が選ぶ 初心者にオススメの排気量!
管理人(hex385)は、一応大型免許は取得済みで、試乗会等を含めると様々な排気量のバイクに乗ってきました。
御人的に 一番オススメできる排気量は 250CC クラスのバイクですね。
維持費も走りもバランスが良く、長く乗り続けることができる、ちょうどよい排気量だと思います。
最初に極端な排気量を選ぶよりかは、250CCでしばらくバイクに慣れたあとに、
・「もっと大きな排気量のバイクに乗りたい!」
→400CCのバイクを買うか、大型免許の検討
・「もっと維持費を抑えたい」
→125CCのバイクを買う
こういった路線変更の判断基準としてもいいと思います。
まとめ
今回はバイクの排気量ごとに、「免許の種類」 「交通ルール」 「維持費」 メリット デメリット の5項目で解説いたしました。
それぞれメリット・デメリットがありますが、
・「125は維持費が安くていいな!」
・「250CCクラスはバランスがいい!」
・「400CCクラスは大体このくらいの維持費なのか」
こういったポイントが抑えられていれば、バイク選びの大きな指標に出来るかと思います。
この記事が、少しでも多くの初心者ライダーさんのバイク選びのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!