【初心者必見】バイクヘルメット解説 ~規格~【規格って何?】

どうも!hex385です。

 

早速ですが、実際にヘルメットを買う段階になって、「これ、なんだろう?」と悩みがちな「謎のマーク」達。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: JIS.jpg

これ、なんだかわかりますか?

 

そうです。 

ヘルメットの規格です。

 

実は規格って、安全基準や、制定している組織が違ったりと、わりと複雑だったりします。

 

今回は、そんな分かり辛いヘルメットの規格をざっくりと解説していきます!

 

 

目次

最低限知っておこう!日本で有名な4つの規格!

PSC

PSCマーク

経済産業省が認定する、消費者の安全を守るための基準です。

ざっくりと説明すると、「日本国内」でバイクヘルメットとして販売するための、最低限の規格です。

つまり、この後に説明する様々な規格がついていたとしても、日本で買う商品なら、最低限このマークがついていることが重要。

店頭に並んでいるヘルメットは基本的には問題ないですが、ネットショップとかだと注意してみてくださいね。

※じゃあ、海外から個人輸入したヘルメットはどうなるの?っていう話もしたいですが、マニアックな話になるので、今度解説します。。。

  

 

SG

製品安全協会が審査している、規格で任意取得されている規格です。

こちらのマークは、先ほどのPSCマークと比べ、任意の規格のためSGマークが無くても日本国内で販売可能です。

なんと、このSGマークがついているヘルメットで事故にあった際に、製品に問題があることが判明した場合は、賠償金が支払われます。

ここで重要なのは、SGマークにも2つ基準があり、1種(原付用)と2種(普通二輪用)があります。

普通二輪なのに原付用を購入している場合は、賠償金が支払われない可能性があるのでご注意を!

 

 

JIS

工業企画管理団体JSAが認定している規格です。

審査基準はかなり厳しくなっており、製造段階での管理体制のほか、衝撃吸収試験なども同じ点に2回衝撃を加えるようなハードな内容をパスしなければいけません。

JIS規格が付いているヘルメットは信頼性・安全性が高いというイメージがありますね

 

 

SNELL

世界一安全基準が厳しいとされている、非営利的機関「スネル記念財団」が審査・制定している規格です。

発足理由は、スネルというライダーがレース中に、ヘルメット不備による事故で亡くなったことから。

日本の有名ヘルメットメーカー「ARAI」「SHOEI」等のモデルが基準をクリアしていることで有名です。

5年ごとに基準が改訂され、どんどん厳しくなっており、最近は2020年に改訂されています。

SNELLが付いているヘルメットを選べば間違いないですが、基準の厳しさのためか、値段が高いものが多いです。お財布と相談してご購入を。

 

 

こんな規格も!その他有名な3つの規格!

DOT

アメリカの規格で、日本でいうJIS規格のような立ち位置の規格です。

テスト内容もなかなかハードで、衝撃吸収性が保証されております。

アメリカ製のヘルメットや、Amazonなどの通販サイトで購入できるヘルメットに多くついております。

ネットショップでヘルメットを探す際は、DOTがついているものを探すのもアリです。

 

 

ECE

国連欧州経済委員会が制定したヨーロッパ含む、世界50ヶ国以上で採用されている規格です。

こちらはヨーロッパで代表的な規格で、レース用ヘルメット界では名が知れていて、MotoGPやSBKなどの有名な世界大会に使用できるほど、安全性が備わっている規格です。

イタリアの有名ヘルメットメーカー「AGV」や国産だと「OGK」のヘルメットも一部ECE取得されております。

 

 

MFJ

出典:SHOEI 公式ページ

日本のモーターサイクルスポーツを統括している、「財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)」が制定している規格です。

この認定を受けていないヘルメットは、MFJの公認大会に出場できないため、逆にいえば、この規格が付いていればレースに出ても安全と太鼓判が押されています。

通常の規格の審査内容はJISにほとんど準じており、ハイグレードのスネル規格取得品などには特選マークが付き、ECE認定と同様にMotoGPなどの有名大会での使用が可能になります。

 

 

まとめ

今回は、ヘルメットの規格をざっくりと解説いたしました。

 

それぞれ規格によって検査方法が変わりますので、きちんと理解して、自分に合った規格のヘルメットを見つけてくださいね。

最後に、ヘルメットは命を守るための大事なギアですが、どんな規格をクリアしていても、事故の安全を完全に保証するものではありません。

一番大事なのは、安全に運転する心構えが重要ですよ。

 

この記事が、少しでも初心者ライダーさんのヘルメット選びのお役に立てれば幸いです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!