【バイク】フロントフォークのサビ取りの方法・コツをお教えします。【メンテ】

どうも、hex385です。

今回は、バイクのメンテ記事でございます。

第一回は、”フロントフォークのサビ取り方法”について徹底解説していきます。

 

メンテをサボっていると、ポツポツと現れるサビ。

やり方を理解していないと無駄に時間がかかったり、最悪の場合バイクを痛めることになってしまいます。  

この記事を読めば、下記の内容について理解することが出来ますので、是非最後までご覧ください。

こんな方に向けた記事

フロントフォークのサビって放置するとどうなるの?

フロントフォークにサビが浮いてきたけど、どうやって処理すればいいの?

フロントフォークのサビ対策を教えて欲しい!

 

目次

サビを放置し続けるとどうなるか

フロントフォークに浮いたサビですが、これを放置し続けるとどうなるかをご説明いたします。

フロントフォークの可動部(赤〇部分)と、可動しない部分(緑〇部分)によってヤバさが変わってきますので、自身のバイクのどこのサビなのかを見極めた上で処理していきましょう。

 

 

フロントフォークの上部分は”基本的に”問題なし!

上記の画像で緑〇で囲んでいる部分については、基本的に問題なしです。

勿論放置しすぎるとサビが進行し、金属としての強度が劣化していきますが、そこまで放置するのは難しいレベルの話なので、基本的には問題ないです。

 

但しバイクのパーツの中ではかなり目立つ部分ですので、ここがサビサビだと

「あ、この人バイクの手入れあんまりしない人なんだな。。。」

なんて思われたりすることもありますので、基本的には気が付いたらサビを取るようにしましょう。

 

下部分(可動部)に関しては要注意です!

上記の画像でいう、赤〇をつけている部分がサビていた場合は要注意ですよ。

可動部分の中には、フォークオイルという液体が溜まっており、その油圧によってフロントフォークが伸び縮みする仕組みとなっております。

可動部分の内部にオイルが溜まっているということは、サビが進行することで内部からオイルが漏れる状態になる可能性があるということ。

さらに、このフロントフォークの修理費用は物凄く手間暇がかかるので、工賃込みで数万円します。

普通に走行していて壊れて修理するなら納得できますが、サビのせいで数万円払わなければならないって、結構悲しいですよね。 

 

一応対策グッズなんかはあるので、もし可動部のサビ対策をしたい方は記事の最後までご覧ください。 

 

 

必要なアイテム紹介 

前置きが長くなってしまいますが、まずは必要な商品を紹介していきます。 

基本的にバイクいじりをしていく上での必須アイテムがほとんどなので、持ってるよ!という方は読み飛ばしてOKです。

 

カッターナイフ

フロントフォーク上部のサビを取る際に使用します。

わざわざリンクを張るまでもないですね。

ご自宅にある普通のカッターナイフでOKです。

 

真鍮ブラシ or スチールウール or 荒めの紙やすり etc…

あらかじめ浮いているサビを削り取るために使用します。

スチールウールや荒めの紙やすりなどで対応可能ですが、結構力を入れる作業になるので、グリップが付いた真鍮ブラシをオススメしておきます。

さび落としの王道ツールですので、もし持っていない方はこの機会に買ってみるといいかも。

 

 

紙やすり(1000番 ~ 2000番)

必須なのは1000番の紙やすりですね。

しっかり光沢を付けたいって人は1500番~2000番まで使うと綺麗に仕上がります。

ホームセンターで購入するのが安くて一番オススメですが、一応商品リンクを貼っておきますね。

 

 

シリコンスプレー

要注意みんな大好きCURE5-56は使わないでください!(フォークを痛めますので) 

 

デリケートな部分の防錆にはシリコンスプレーも必須アイテムですね。

サビ取り作業後に、サビの進行を遅らせるために使用します。

 

ちなみにシリコンスプレーでも全然問題無いですが、CURE6-66という防錆に特化したスプレーもあります。

家にシリコンスプレーがある方はそのまま使っていただいて、無い方はこの機会に6-66を買うといいかも。

(6-66はホームセンターではなかなか置いていないですからね。。。)

 

 

メタルコンパウンド(必要に応じて) 

最後に、必要に応じて使っていくアイテムをご紹介。

要は研磨剤ですね。

フォークを完璧にピカピカにしたい方は、メタコン使ってツヤツヤになるまで磨きましょう。

管理人はどうせサビると思ってサボりがちですが、そこは読者の方にお任せいたします。。。

 

 

 

4Stepで手順を徹底解説していくよ!

お待たせいたしました。

バイクカバーに穴が開いた状態で、3か月間冬眠させたST250Eを例にとって解説していきます。

※野外でほぼ放置プレイするとヤバいレベルでサビが進行します。 

※ここまでサビを放置したのは、記事ネタ作りの為です。

(決してバイクに愛着が無いズボラ野郎と思わないでください。。。)

 

Step1.サビをカッターナイフで除去

注意上部分のサビのみこの方法を使ってください。

(可動部の処理はデリケートなのでStep.2から実施しましょう。)

早速、ヤバい画像ですね。

サビサビなので、浮いた赤サビをカッターナイフで切除していきます。 

意外と綺麗にこそげ落とせたりするので、結構気持ち良かったりします。

やり過ぎてもフロントフォークにキズを付けるだけなので、ほどほどでやめて次のステップへ行きましょう。

 

 

Step2.真鍮ブラシなどでサビを落とす 

真鍮ブラシ、荒めの紙やすり、スチールウールなどを使用して、頑固なサビをひたすら落としていきましょう。

画像はサビ落としの途中ですので、もう少し磨いて、目に見えるサビがなくなってきたら次のStepへ移っていきましょう。

 

注意可動部はデリケートなので、赤矢印のようなヨコの動きのみでコスってあげて下さい。

 

 

Step3.紙やすりでひたすらゴシゴシ

1000番の紙やすりでゴシゴシしていくわけですが、ここで1つアドバイスを。

こんな感じで短冊状にして、細長くカットすることをオススメします。

 

短冊状にカットすることで、物理的に手の届かないところまでゴシゴシすることができます。 

このやり方なら、ヨコの動きのみで研磨することができるので、デリケートな可動部にも同様のやり方でゴシゴシしてOKです。

今回は1000番のみで終わらせましたが、ピカピカにしたい人は、2000番でのやすり掛け・コンパウンド掛けまでやってしまいましょう。 

 

 

Step4.シリコンスプレーを塗布していく

シリコンスプレー・CURE6-66などを使って、磨いた部分を保護していきましょう。

この工程があるのと無いのでは目に見えてサビの進行が変わってきますので、ここはサボらずに。

 

画像を取り忘れてしまいましたが、施工部に吹き付けて、ウエスで拭き取ればOKですよ。

 

 

【余談】可動部のサビはどうだったの?

可動部分とそれ以外のサビではヤバさが違うことは理解して頂けたかと思います。

今回はフロントフォークの上部分しか写真で登場しておらず、可動部のサビはどの程度だったか、気になりますよね。

 

ドキドキの瞬間です。

見た感じ、ホコリが付着してとても汚いですね。。。

フォークブーツというパーツを付けてはいるものの、中身がどうなっているのか、緊張の一瞬です。

 

 

デーン!!! 

フォークブーツくん…!!

ピンぼけしてる。。。

ピッカピカですよ。 

フロントフォークの上部分があそこまでボロボロだったので、可動部もヤバいかな?と思っていましたが。

フォークブーツくん、メチャクチャ偉大ですね。  

 

 

フォークブーツ、めちゃオススメです。 

思っていた以上に効果があったので、ご紹介を。

ドレスアップ効果だけじゃなくて、サビ対策としても優れているので、取り付けてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに取り付け方法はいくつかありますが、管理人はカッターナイフで縦に切り目をつけて、瞬間接着剤でガッツリ接合しました。

5分で取り付け可能ですし、綺麗に切断さえすればそこまで気にならないので、オススメですよ。

 

 

 

終わりに

今回はバイク初心者に向けた記事として、超簡単なメンテ情報を書いてみました。

バイクカバーをかけて野外に置かざるを得ない状況の人なら、多かれ少なかれこの作業が必要になってきますよね。

いろいろなやり方があるかもしれませんが、あくまでも一例として、参考になれば幸いです。

 

当ブログではバイク記事をメインに、”初心者ライダーへ向けた記事”なんかも更新中でございます。

今回のようなメンテ記事も好評であれば、簡単なところから解説していこうかと思いますので、リクエスト等があれば、お問い合わせフォームかTwitterよりご連絡ください。

 

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。