【バイク用語】”チョッパー”についてざっくり解説してみた。【アメリカン】
早速ですが、”チョッパー” ってどんな意味か分かりますか?
バイク乗りなら、それなりの頻度で耳にする単語ですけど、正確な定義なんかを理解している人は少ない印象です。
ぶっちゃけ、管理人も最初の頃は、「チョッパー? あぁ、カッコいいよね~(良く分かってない)」ぐらいの感じでしたし、これを機にちょっと勉強してみましょう。
この記事は”チョッパー”について、様々視点から解説していく記事になります。
下記の疑問点を解消することができるので、気になる方は是非ご覧ください。
・「チョッパーって実際には どんなバイクを指すの?」
・「チョッパーの魅力とか、デメリットも知りたい。」
目次
超ざっくり解説 ”チョッパー”とは?
まずは、結論からお伝えします。
チョッパー(Chopper) とは、バイクカスタムの一種で、フレームなどをチョップ(切断)されたバイクのことを指します。
まだ、分かり辛いですね。
普通ならチョップと聞くと、プロレス技のチョップ(手刀)だったりラムチョップとかのチョップをイメージするかもしれませんが、この場合のチョップは”切断する”なんて意味で使われています。
フレームなどをチョップするってどういう意味?
フレーム? また分かり辛い単語出てきた。。。なんて人に向けて説明を。
フレームとは、要は下記画像のような”バイクの骨組み”のことを指します。
ほとんど全てのバイクにはフレームが不可欠で、様々な形状のフレームが存在したりしますが、今回は詳細な説明を割愛します。
フレームとは”バイクの骨組み"である、と理解できればOK。
このフレームを必要に応じて、チョップ(切断)するのが”チョッパー”というカスタムだということですね。
他のパーツを取り除くこともある
チョッパーとは、フレームなどを切断するカスタムであることは伝わったかと思います。
ただ、フレームを切断するだけでなく、様々なパーツを排除・交換することもチョッパーと呼ばれたりします。
例えば、フェンダー(泥除け)を取り外したり、タンクを小さいものに取り換えたり。
もともとあったものを徹底的に排除してそぎ落としていくカスタムってことですね。
アメリカン=チョッパーは間違い!?
チョッパーというカスタムはアメリカンバイクが発祥となっています。
しかし、現在はアメリカンバイク以外でもチョッパーカスタムが盛んに行われているので、アメリカンバイク=チョッパーという図式は もはや間違いだったりします。
例えば、ネイキッドバイクだったり、スクータータイプでさえも、チョッパーカスタムが可能なんですよ。
スーパーカブのチョッパーカスタム
先ほども記載しましたが、スクーターだろうと関係なくチョッパーカスタム可能です。
スーパーカブは熱心なカスタムユーザーが多いので、調べたらたくさん出てきますよ。
SR400のチョッパーカスタム
カスタムベースとして超有名なSR400も、チョッパーカスタムのベース車両として有名ですね。
SR400で出来ないカスタムって無いんじゃないですかね。。。
チョッパーの魅力は”引き算の美学”です。
バイクのカスタムの目的は様々ですが、一般的なカスタムといえば、より速く走ること、より便利に走ることを目的にすることが大多数ですね。
こういったカスタムは、いわば足し算をするカスタムともいえます。
~性能UPが目的~
・マフラーを交換する。
・キャブを交換する。
~利便性を上げることが目的~
・USB電源を取り付ける。
・グリップヒーターを取り付ける。
ただし、ことチョッパーにおいては、外観に重きを置くことが目的のカスタムです。
スマートさを求めて、不要なパーツやフレームを徹底的に排するスタイル。
いわば、徹底した引き算をするカスタムといえます。
むき出し状態でスマートになったバイク、ここに多くの人達が魅力を感じているってワケですね。
チョッパーのデメリットって?
チョッパーのカッコ良さは何となく伝わったかもしれませんが、デメリットも一応伝えておきます。
カスタム難易度が高め
自分でチョッパーカスタムしてみたい!って思ったとしても、結構な技術と道具が必要です。
勿論カスタムの度合いにもよりますが、初心者にはかなりハードルが高いカスタムなのは間違いないですね。
特にフレームの切断・加工なんかは、バイクの強度低下に繋がったりしますので、知識がないと危険です。
自分でやらない場合は、バイクショップやプロビルダーにお願いすることになりますが、費用がそれなりにかかるので、そこも敷居が高いですよね。
中古の査定価格が下がる
最後まで自分で乗るなら全く問題ありませんが、もしバイクを手放す場合は査定価格が下がる傾向にあります。
理由としては、ノーマル状態を100点満点として減点方式で査定していくシステムだから。
バイクショップによっては、付加価値として認めてくれる場合もあるかもしれませんが、基本的には査定額は下がります。
対策としては、ヤフオク・ジモティーなどの個人売買サイトでは高値で取引されることが多いので、そっちで売るようにしましょう。
それなりに手間がかかるので、メンドクサイですけどね。
意外な共通点?あのカスタムに似てるかも。
これは、完全に余談なのですが、チョッパーというカスタム手法は余分なものを排除する点において、”スカチューン”の考え方と似通った部分があったりします。
ベース車両が、ストリート系のバイクという面では違いがありますが、方向性は似ています。
もしチョッパーが気になっている方なら気に入るかもしれませんので、下記に参考記事を貼っておきます。
まとめ
今回はチョッパーについてざっくりまとめてみました。
カスタムのジャンルって凄く複雑で難しいですが、色んなカスタム手法を知ることで、よりバイクを深く知ることができますよ。
当ブログでは、様々なバイク用語解説を執筆しておりますので、他の記事もご覧頂ければ幸いです。
(リクエスト等があれば、お問い合わせフォームかTwitterにメッセージを頂ければ書きます。)
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。