【初心者向け】バイクのCBSって何?~分かりやすく解説~メリット・デメリット・義務化etc
皆様はCBSって機能をご存知ですか?
あまり耳慣れない単語だと思いますが、主に125CC以下(原付2種)のバイクに興味がある方なら知っておきたい単語です。
というわけで、今回の記事は、CBSにフォーカスを当てた記事です。
・そもそもCBSって何?
・CBSのメリット・デメリットって何?
・CBSが義務化されてるって本当?
目次
CBSって何?
CBSは、Combined Braking System の略です。(コンバインドブレーキシステム)
Combined(コンバインド)って単語は耳なじみがないかもしれませんが、”結合”とか”複合”とかいうニュアンス使われる単語です。
他にもコンビブレーキシステムって読んだり、リンクブレーキシステムっていう場合もあります。
もともとバイクという乗り物は”前輪ブレーキ”と”後輪ブレーキ”を別々に操作しなければなりません。
CBS搭載バイクでは、前後片方のブレーキ操作に連動して”最適なバランスで”両輪ブレーキをかけることが出来ます。
要は、片方のブレーキ操作でも ”自動的に” ”最適な” 両輪ブレーキをかけてくれる安心機能です。
CBSのメリット
CBSのメリットは、緊急時に効果を発揮する点です。
先ほどバイクは”前後ブレーキ”を別々に操作しなければならないと記載しましたが、このブレーキの割合が意外と難しいんですよね。
状況によって的確な割合でブレーキをかける必要がありますからね。
例えば、急停止したい場合は、前7:後3の割合でブレーキを掛けたいし、軽くブレーキを掛けたい場合は、後輪ブレーキのみをちょっと掛けるだけの場面もあります。
しかし、ライダーも人間ですから、いつも的確に操作できているわけではありません。
特に急ブレーキを踏まなければいけない場面などでは、とっさに前7:後3の割合でブレーキを使うことは非常に難しいです。
下手すると、前ブレーキのみを握りしめてしまい、そのまま転倒することもあり得ます。
CBSなら、自動的に最適な配分でブレーキがかかるので安心感がありますよね。
CBSのデメリット
CBSって、緊急時には効果があるのですが、それ以外のシチュエーションだとかえって邪魔になることがあるんですよね。
軽くブレーキを掛けたい場面だと、後輪ブレーキのみで調節したりすることがありますが、CBS搭載のバイクだと前輪も同時にブレーキをかけてしまいます。
要は、システムがいつも全力でブレーキ配分を考えてくれるので、細かい調整が効きずらいんですよね。
勿論この感覚は人によるので、自分がどのくらい意識してブレーキを使い分けているかが重要です。
CBS搭載車は当たり前となりつつある
51CC~125CCのバイクに関して言えば、2018年10月1日からABSもしくはCBSの搭載が義務化されています。
※ABSについては別記事にて解説しておりますので、ここでの解説は省きます。
なので、2018年10月1日以降に発売された新モデルのバイクにはABSかCBSが付いているってことですね。
CBSはスクーター系のバイクに搭載されていることが多く、スポーツ系のバイクにはABSが搭載される傾向があります。
ABSって何?
下記記事は”ABS”についての解説記事です。
ABSについて良く分からない方は、是非ご覧ください。
まとめ
・CBSは、Combined Braking System の略で、片方のブレーキ操作でも 自動的に両輪ブレーキをかけてくれる安心機能のこと。
・性能については一長一短ですが、安全を重視するなら、CBS搭載バイクを選択するのもアリ。
・2018年10月1日以降に販売された51CC~125CCのバイクに付いては”基本的に”CBSかABS装着が義務化されてるよって話。
以上がこの記事で伝えたかったことですね。
新車に関しては意識しなくてもいいかもしれませんが、中古でバイクを購入しようとしている方なんかは、知っておいた方がいい情報だと思います。
バイクによっては、時期によってCBS搭載モデルか否かで金額が変わることもありますし、CBSの有無について、ちゃんと理解した上で購入することをオススメします。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。