【バイク】レインウェアの選び方 & 価格・用途別オススメ11選!【雨具・カッパ】

バイクに乗ってると、雨の日って憂鬱ですよね。

極力バイクに乗りたくない気持ちはあるけど、乗らざるを得ない状況って結構あります。 

そんなときに、バイク用レインウェアがあれば、意外と快適に走れたりしますよ。

 

ということで、雨の日にバイクに乗る時の必需品である”レインウェア”についてまとめました。 

 

管理人自身、通勤・通学にバイクを使っていたり、ロングツーリングや日本縦断の経験もあります。

それはもう、雨ニモマケズ、風ニモマケズ、レインウェアを着込んで走り込んだものです。

雨に対する経験値はかなり高めだとは思いますので、ご参考になれば幸いです。

 

この記事を読めば、下記の疑問点を解消することが出来ます。

疑問点

レインウェアを探しているけど、専門用語が多すぎて良く分からない!

どういう基準でレインウェアを選んだらいいの?
 
レインウェアをまだ持っていないから、オススメの商品を知りたい! 

 

  

目次

コレだけはチェックしてほしい2つのポイント!

レインウェアを選ぶ基準はたくさんありますが、その中でも ”絶対にコレだけは知っておいてほしい” っていうポイントが”2つだけ”あります。 

極論ですが、この2つのポイントだけチェックしておけば、レインウェアを選ぶことが可能なので、是非ご覧ください。  

    

【重要ポイント①】バイクにあったタイプを選ぶ!

レインウェアを選ぶ際には、大きく分けて2種類タイプが存在します。

間違ったタイプを選んでしまうと無駄な買い物になってしまうくらい重要な項目です。

しっかりと、自分のバイクにあったレインウェアのタイプを選びましょう。 

 

まずは結論 

自分のバイクがスクーターで、手軽に使いたいなら”コート&ポンチョ”タイプ。

それ以外のバイク or しっかりと防水性能を求めるなら”スーツ”タイプがベストです。 

 

もっと詳しく知りたい方に向けて 次項では、各タイプのメリット・デメリットをまとめます。

 

コート&ポンチョタイプ

出典:Amazon Terra Hiker レインポンチョ
メリット

上から被る or 羽織るだけでいいので、非常に手軽。

・背中部分が広くなっている商品が多いため、カバンなどを背負ったまま着ることも可能。

布が1枚だけのため、比較的コンパクトに収納できる。

手頃な価格の商品が多い。

デメリット

スクーター以外のバイクだと、脚部が露出してしまうため、使用できるバイクを選ぶ。

・雨が強い場合は、足元はノーガードなので、ズボンのスネやスソ部分が濡れることも。

・走行時に、風によるバタつきが気になることがある。

   

スーツタイプ

出典:Amazon マックレインウェア
メリット

コート&ポンチョタイプと比較して、どんなバイクでも問題なく使用可能。

脚までしっかりカバーしてくれるので、防水性能が高い。

デメリット

ジャケットとパンツに分かれているので、着替える際に手間がかかる。

・商品によってはコンパクトに収納し辛い。

カバンなどを背負ったまま着ることはできないため、その際は別途対策が必要。

 

 

【重要ポイント②】オーバーサイズを選ぶこと

レインウェアを折角買うなら いつ・いかなる時も、すぐに着替えたいですよね。

オーバーサイズを選べば、着る際にラクですし、厚着だろうと関係なく身に着けることが可能です。

もしピッタリなサイズで選んでしまうと、夏場は薄着で問題ないかもしれませんが、冬場になると、どうしても厚着のせいでピチピチになってしまう可能性もありますからね。 

  

ちなみに、あまりにもオーバーサイズすぎると、走行時にバタついたり、風が入り込んだりすることも。

一概には言えないですが、普段より1サイズ~2サイズ大きめを選ぶのがオススメです。

  

管理人のどうでもいい体験談

昔々、管理人がバイクに乗りはじめた頃、冬場にはバイクに乗らないだろうと考えていました。 
 
その為、夏場の服装にあわせたサイズのレインウェアを購入しました。

しかし、冬のバイクの楽しさに目覚めてしまった結果、冬専用のレインウェアを買うハメになりましたとさ。 

  

  

プラスアルファで知っておくと良いポイント

先ほど説明した項目でも、十分レインウェアを選ぶことが可能ですが、この項目を読めば”さらに”レインウェアを理解することが可能です。 

もし完璧に理解した上でレインウェアを選びたいって方は、是非ご一読を! 

  

耐水圧は高ければ高いほどイイ!

耐水圧とは、レインウェアにかかる水圧に、生地がどれだけ耐えられるかを数値化したものです。

この耐水圧は、数値が高ければ高いほど防水性能も優れていますので、なるべく高い耐水圧の商品を選ぶのがベターですね。 

 

耐水圧は ミリ(mm)単位で測定されていますが、大体10,000ミリ程度の耐水圧があれば大雨でも使える性能です。

10,000ミリを一つの基準として、耐水圧を意識してレインウェアを選んでいきましょう。

補足情報

一般的な傘の耐水圧は500mm程度
防水対応のテントだと3,000~4,000mm程度


バイク用レインウェアと比較すると、雲泥の差ですよね。

走行中の雨は、叩きつける力がとても強いので、通常の雨具やキャンプ用品と比較すると非常に高い数値が必要であることが分かります。

  

 

透湿性がある商品ほど、快適に着続けられる! 

ビニール製の雨合羽などを長時間着続けていると内側の熱気がこもって、とても暑くなった経験はありませんか?

外側から雨をシャットアウトしてくれることが一番重要だと思われがちですが、実は それだけで快適とはいえません。

 

”透湿性”とは、ズバリ、”内側から汗・熱気を排出するためのモノ”です。

仕組みをとてもざっくりと説明すると、水滴よりも小さくて、水蒸気よりも大きな穴が生地に縫い付けられていると考えてください。

この透湿性も、高ければ高いほど優れた商品なので、なるべく透湿度が高い商品を選んでほしいですね。

 

透湿度”とは、ミリ(mg)単位で記載されますが、これは1日あたり何ミリ水蒸気を排出するかを表したものです。 

ぶっちゃけ、この説明だけ聞いて「なるほど。」ってなる人の方が少ないと思います。

簡単な目安だけお伝えすると、大体5000mgぐらいは欲しい、と覚えておきましょう。

  

補足② 代表的な防水生地のスペック

・ゴアテックス   耐水圧45,000mg / 透湿性13,500g

・ベルグテック   耐水圧30,000mg / 透湿性16,000g

・ドライマスターX  耐水圧20,000mg / 透湿性10,000g

・エントラント   耐水圧10,000mg / 透湿性10,000g

  

  

視認性が高いほうが、やっぱり安心です。

雨の日は、ライダー・車のドライバーともに視界が非常に悪くなります。

(雨雲の影響で日中でも暗い・ガラスに打ち付ける雨のため視界が悪い etc…)

ただでさえバイクは視認性が悪く、ドライバーから見落とされがちな乗り物なので、視認性を高くして、存在感を出していきましょう。

 

反射材が付いている商品がオススメ

大雨のときや、夜の雨に効果的です。

時間帯や、降雨量によって効果に差がありますが、あって損することは無い装備。

バイク用レインウェアには大抵付いていますが、アウトドア系のレインウェアには付いていないことが多いので要注意です。

  

明るい色を選ぶ

白・黄色、など明るい色のレインウェアを着ることで、より遠くからでも視認されやすくなります。

逆に、黒や灰色なんかの暗い色だと、気付かれ辛いので、あまりオススメできませんね。

「どうしても自分のバイクのカラーにあわせたいから、暗い色がいい!」って方は、反射材付きのレインウェアを選んでみてはいかがでしょうか。

  

補足③色によって、視認できる距離が変わる!?

出典:日本二輪普及安全協会 ゲンチャレ 実技編

ただの色だけで、ココまで視認できる距離が変わってくるのは驚きですよね。

 

 

シチュエーション・使用頻度に応じて、レインウェアを選ぶ。

自分に最適なレインウェアを選ぶためには、結構重要な項目です。 

いくつかのパターンに分けて、それぞれに最適なレインウェアをお伝えしていきます。

 

使用頻度:低

基本的には雨の日にバイクは乗らないけど、通り雨や小雨の対策がしたい。 
   
 → 常にバイクに積んでおいたり、リュックにしまっておけるコンパクトなレインウェアがオススメ。 

使用頻度:中

通学、通勤などの普段使いで、ほぼ毎日15分くらい乗っている人。
 
マニュアルタイプのバイクに乗り始めた初心者ライダー。
 
 → 防水性が高いバイク用レインウェアがオススメ(長時間着用しないので、透湿性は重視しない)

使用頻度:高

ロングツーリングやバイク便、UberEatsなど長距離・長時間をバイクで移動する人。
 
通勤、通学で長距離をバイクで移動する人。
 
 → 防水性・透湿性が高い、比較的高性能なレインウェアがオススメ。

 

  

おすすめのレインポンチョ&レインコート

まずは手軽に装着可能な”ポンチョ&コート”タイプのレインウェアをご紹介します。

このタイプは、中国産の良く分からない商品が多いので、意外と自分で選ぶと大変です。

信頼性が高い、選りすぐりの商品をピックアップしていますので、是非ご覧ください。

  

HONDA(ホンダ) バイク用レインポンチョ

2800円で購入可能な、HONDAブランドのレインポンチョです。

この価格帯の商品は、自転車やランニング用の防水性能の商品が多いですが、HONDAブランドなのは非常に安心感がありますね。

収納バッグも付属しておりますし、コンパクトに収納できるのはメリットですね。

    

  

  

LAD WEATHER(ラドウェザー)  レインウェア ポンチョ

有名アウトドアブランドであるラドウェザーのレインポンチョです。

スタイリッシュでリーズナブルな、まさにラドウェザーらしい商品ですね。

この商品の素晴らしいところは、耐水圧20,000mm/透湿性20,000g と非常に高スペックな点。

値段が2倍以上するレインウェアでも、ここまでのスペックの商品はそうそうないです。

高コスパで超オススメのレインポンチョです。

 

 

 

Rosso StyleLab  バイク用レインスーツ(レディース)

女性ライダー向けの商品を多く販売しているRossoの商品です。(注:レディース商品です。)

ボーダー柄で、非常に可愛らしいデザインですが、侮るなかれ、耐水圧10,000mm/透湿圧3,000gとかなりの高スペック。

コートタイプは、足元の防水が不安ですが、この商品には専用のレッグカバーが付属するので、安心感が違います。

価格も手ごろでバイク専用のレインコートなので、総じて女性ライダーにオススメの逸品です。 

 

  

  

ヤマハ(YAMAHA) レインスーツ YAR29 レインコート

ヤマハが開発したスクーター専用のレインコートです。

この商品は、細かい仕様変更はありますが、かなりのロングセラー商品で、性能は折り紙付きです。

耐水圧は20,000mm以上ありますので、大雨でも安心して使用可能なのは嬉しいですね。

さすがYAMAHAブランドだけあって、バタつき防止機能や、首からの浸水を防ぐ機能など、細かなところまで防雨対策が行き届いています。

ちょっと値段はしますけど、クオリティが高い商品ですので、買って後悔はしないハズ。  

   

 

 

おすすめのレインスーツ ~ 1万円以内で購入可能 ~

格安帯~エントリークラスのレインスーツですが、最近のレインスーツはコストパフォーマンスに優れた商品がとても多いです。

入門用としてとりあえず購入するなら、まず後悔することはない商品をピックアップしましたので、是非お試しあれ!

 

Lilystar レインスーツ レインコート 上下セット

無名の中華ブランドですが、レビュー評価はホンモノのレインウェアです。

格安帯はサクラレビューが多かったり、いい加減な品質の商品が多いなか、この商品は比較的良質な商品みたいですね。

高い防水性能で比較的長期間持続するので、最初のレインウェアにうってつけです。

透湿性が低いのはデメリットですが、この価格帯にそこまで求めるのは酷ですよね。

(短時間の使用であれば、全く問題ないです。)

  

 

 

ヤマハ(YAMAHA) バイク用レインスーツ セパレート

YAMAHAが誇る良コスパのレインウェアです。

例のごとく、透湿性には難ありですが、ベンチレーションが用意されているので、短時間の使用では問題ないクオリティです。

価格も手ごろですし、バイクメーカーが設計したレインウェアなので、安心感がありますね。  

※現段階(2020/10/03)ではサイズとカラーによって金額が1000円程度前後しますのでご注意を。

 

  

 

コミネ(KOMINE) STDレインウェア

コミネの、スタンダードクラスのレインウェア。

バイク周辺メーカーだけあって、ライダーからの人気も高いレインウェアです。

スタンダードとはいっても耐水圧は11,000mm程ありますので、防水性能は全く問題ないですね。

サイズやカラーによってお買い得な値段になっていることもありますので、興味がある方はリンク先で確認してみてください。 

 

 

 

コミネ(KOMINE) ブレスターレインウェア フィアート 

先ほどのSTDレインウェアよりも1ランク上のシリーズです。

1ランク上の商品だけあって、耐水圧27,000mm/透湿性10,000gとなかなかのスペックです。

これ以上のスペックとなると、1万円を超える商品が選択肢に入ってきます。 

”安いレインウェアが欲しいけど透湿性も欲しい”って方にはかなりオススメの商品ですね。

例のごとく、サイズ&カラー次第では金額が1000円程度前後しますのでご注意を。。。 

 

   

   

おすすめのレインスーツ ~ 1万円台で購入可能 ~

この価格帯は、レインウェアのデメリットである、”かさばる・重たい・ムレる”を解消している商品が多いです。

1万円台で購入可能な商品ですので、最初の1着に購入しても、長く着続けることが可能です。 

誰が購入しても後悔することはないくらいのクオリティの商品が多いので、安心して選んでいきましょう。

  

HONDA(ホンダ) バイク用レインスーツ

安心のHONDAのレインスーツです。

耐水圧・透湿性ともに非公開のため、正確な数値は不明ですが、かなりハードに使っても問題ないクオリティの商品です。 

胸にHONDAマークと背中にも目立たない程度のHONDAプリントがありますので、HONDAのバイクに乗っている方にオススメですね。

 

  

  

山城(yamashiro) ウルトラライト レインスーツ

バイク周辺メーカーで有名な山城のレインスーツです。

携帯性と軽量にこだわったレインウェアですが、耐水圧 20,000mm / 透湿度 40,000g かなりの高スペック。

しかも、小さくたためて、かなり軽量 至れり尽くせりの商品。

高い耐水性と透湿性だけでも素晴らしいのに、コンパクトに収納できるのはとても素晴らしいですね。 

管理人も次買うなら、これ買おうかなってくらい、超オススメの商品です。

   

 

 

ゴールドウイン  レインスーツ Gベクター3 

バイク用品メーカーのゴールドウインのレインスーツです。

耐水圧 20,000mm / 透湿性 8,000g となかなかに高いクオリティの商品ですね。

バイク用品メーカーらしく、フード脱着可能であったり、バタつき防止のマジックテープ加工など、細かい機能が素晴らしいです。

山城の商品程ではないですが、生地も薄手で、比較的コンパクト志向なのはGood。

カラーも7色展開なので、好みのカラーが見つかりやすいのはいいですよね。

また、カラーにもよりますがレディースサイズが用意されていますので、女性ライダーにもオススメです。

 

  

  

まとめ 

今回はレインウェアの選び方&オススメの商品を紹介いたしました。

 

バイク用レインウェアって、値段もピンキリだし、どれを選んだらいいのか分かりづらいですよね。

雨はバイクの天敵ですが、適切なレインウェアを着ていれば、雨の日のライディングも楽しくなるかも?

  

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。