【何の為?】峠道などでよく見る縦溝のアレが大嫌い(縦溝グルービング)【対策】

どうも、hex385です。

今回は、バイク乗りだけが(?)共感できる話です。 

 

峠道とか、国道とか走っていると、

出典:東成建設株式会社 工事概要ページ

こんな縦溝が彫られた道に遭遇しませんか? 

そして、めっちゃ運転し辛くないですか?

何のためにあんねんコレって思いません?

 

この記事では、この縦溝の正体・対策などを「ざっくり」解説していきます。 

 

 

この縦溝って何なの?

正式名称は、「縦型グルーピング」といいます。

縦型ではなく、横にラインが入っていれば「横型グルーピング」で、縦と横の格子状のものは「グレードアップグルーピング」です。

この縦溝には様々なメリットがあり、

  • 溜まった水膜を排出しやすく、ハイドロプレーニング現象の防止に役立つ
  • 溝にタイヤが食い込むため、横風に流されにくい。
  • 溝にタイヤが食い込むため、コーナリング時の操縦性が高まる。
  • 溝にタイヤが食い込むため、急ブレーキ時の直線性を高める。
  • 通常の路面よりも氷雪を素早く排除できる。
  • 走行中の騒音を低減できる。

大体ざっくり、このぐらいはあるようです。 

このメリットは本当にあるようで、国土交通省のお墨付きで様々な路面で実施されています。 

  

これだけのメリットがあるなら、 

「うっわ、めっちゃ便利やん!そりゃ事故が起きそうな道路はこれにした方がええやん!」 
 
「効果があるから、たくさんの道路でグルービング工法が施工されているんだな!

こうなると思います。

いや、バイクを運転しない人は絶対なる。ハズ。

  

  

実際にグルービングが施行されてる道って?

  • 峠道
  • トンネル内
  • 高速道路
  • カーブの多い道

だいたいこのぐらいですかね。

どれも、バイク乗っているならツーリングとかで利用しがちなスポットですよね。

 

 

じゃあバイク乗りはどう思っているの?

統計を取ったわけでもないのでどの程度の割合か、までは分かりません。

しかし、恐らく 多くのライダーは「怖い」と感じているハズです。 

住んでいる場所によっては縦溝グルービングが少ない地域とかもあるので、体験したことの無い方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に走ってみると、以下のような感想を持つと思います。

 

感想①

・タイヤのグリップ感が滅茶苦茶少なく感じる。

タイヤがマンホールの上を滑っているかのような、そんな錯覚に陥ります。

感覚的には、かなりの違和感と恐怖感です。 

  

感想②

・ハンドルが路面に取られて、車体がかなりふらつく。

速度をあまり出していないにもかかわらず、ガタガタとハンドルが取られます。

イメージとしては、路面の轍にハンドルが取られる感覚ですかね。

ハンドルを取られないようにするためには、溝の上を正確に直進する必要があるのですが、一本橋を高速でずーっと走り続けるような運転になってしまいますので、実質不可能です。 

 

 

なぜ、バイクは縦溝グルービングを走り辛いのか

国土交通省から認可をもらって、実際に様々な路面で施工されている「縦溝グルービング」ですが、バイクだとかなり怖く感じます。 

 

先述したメリットの中でも、下記の

  • 溝にタイヤが食い込むため、横風に流されにくい。
  • 溝にタイヤが食い込むため、コーナリング時の操縦性が高まる。
  • 溝にタイヤが食い込むため、急ブレーキ時の直線性を高める。

「溝にタイヤが食い込む」という部分ですが(大事なことなので4回書きました)このメリットに関しては、車じゃないと享受し辛いです。

というか、むしろバイクではデメリットの方が多いのでは? と思ってしまいます。 

 

なぜ、バイクが縦溝グルービングを走り辛い理由については以下の2点が挙げられます。 

 

理由①

・バイクのタイヤは接地面が丸くて、少ないため。

車のタイヤって、バイクのタイヤに比べて接地面が平べったいし、4つ付いていますよね。 

この4つのタイヤが、グルービング加工の溝に食い込めば確かに効果は間違いなさそうです。 

 

但しバイクの場合はタイヤの接地面は丸くて接地面積も少ないし、タイヤは基本的に2本です。

車と違って、溝に食い込んでしまうと、その溝に沿って勝手に走行ラインが修正されてしまいます。

しかも、溝に食い込むということは、その分、接地面積が減ってしまいます。 

その為、走行中にふらついてしまったり、タイヤのグリップ感が無くなったように感じるのです。

 

感想①

・バイクがコーナリングする際には、バンク(傾斜)させて曲がるため。

車がカーブを曲がる際には、4つのタイヤで踏ん張りながら、曲がっていくと思います。

対してバイクはというと、車体を傾け、タイヤをバンクさせた状態で曲がっていきます。

バイクに乗っていれば分かるかと思いますが、バイクを傾けている際は、丁寧なハンドルコントロール・荷重コントロール等が必要になると思います。

このタイミングでグルーピングにタイヤが食い込むと、ハンドルを取られてしまい、非常に危険です。 

 

 

縦型グルーピングの対策方法って?

結論から申し上げますと、非常に残念ですが、画期的な対策方法はないです。

車にとってはメリットしかないのでしょうが、バイクにとっては悪路でしかないですからね。 

悪路を運転するときに普段気を付けていることを全てやりましょう。

 

具体的にいくつか挙げるとすれば、

スピードを下げる。(できればグルーピング侵入前に実施する。) 
 
上半身の力を抜いて、なるべくリラックス。 

 
恐怖心から視線が下がってしまう方は、なるべく視線を上げる。

基本的に「縦型グルーピング」は、カーブが多い箇所などに施行されがちです。

苦手意識を持ってしまうのは仕方ないですが、グルーピングに意識を割いてしまうと、肝心のカーブが疎かになってしまいますので、最低限、この3点を守って走行しましょう。

   

 

 

最後に

もう一度お伝えしますが、車にとっては便利な路面でも、バイクにとっては悪路です。 

 

しかし、現状のバイクの人口と車の人口を考えれば、この意見は少数派です。

かなり浸透している施工方法ですし、ライダーがいくら声を上げようと無くなることはないでしょう。 

 

残念なことに、車に乗っている人は「縦型グルーピング」がバイクにとって、どれだけ運転し辛い路面かは理解されていないです。 

車にとってはスピードが出しやすい道路でもあるので、煽られる機会もあるかもしれませんが、大人しく速度を落として安全運転を心がけていきましょう。  

 

最近、煽り運転が厳罰化が始まりましたし、車に煽られても、自分のペースでゆっくりね。 

  

  

この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。 

最後までご覧いただきありがとうございました。